電脳筆写『 心超臨界 』

あなたが他人を責めるとき
あなたは成長し変化する自分の力を放棄したことになる
( ロバート・アンソニー )

田原坂とその周辺では、ときに「行きあい弾」とよばれるものも出てくる――司馬遼太郎

2024-05-18 | 04-歴史・文化・社会
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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十数日つづいた田原坂の攻防戦というのは、同時代の世界戦史のなかで、激戦という点で類を見ない。小銃弾の使用量のけたはずれの大きさも、機関銃の出現以前の戦いではこの兵力規模で他と比較しようにも例がないのではないかと思える。さらには防禦側の意志の強烈さと攻撃側の執拗さは一種恐怖をさえ感じさせるものがる。


◆田原坂とその周辺では、ときに「行きあい弾」とよばれるものも出てくる

『翔ぶが如く(九)』
( 司馬遼太郎、文春文庫、p127 )

田原坂とその周辺で激戦がつづいている。

ちなみに、いまなおこの付近の土の中から銃弾が出てくるが、ときに「行きあい弾」とよばれるものも出てくる。敵味方の弾が空中でぶつかりあって互いに噛み合い、だんごのようになったもので、現在、田原坂の坂の上の通称「弾痕の家」とよばれる家にも、一つ二つが保存されている。

偶然のおもしろさというようなものではないであろう。こういう「行きあい弾」が幾つも発見されたというのは、一定の空間によほど濃厚な密度で銃弾が往来しないかぎりおこりえないものと思われる。

十数日つづいた田原坂の攻防戦というのは、同時代の世界戦史のなかで、激戦という点で類を見ない。小銃弾の使用量のけたはずれの大きさも、機関銃の出現以前の戦いではこの兵力規模で他と比較しようにも例がないのではないかと思える。さらには防禦側の意志の強烈さと攻撃側の執拗さは一種恐怖をさえ感じさせるものがる。
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