電脳筆写『 心超臨界 』

今日のあなたはあなたの思いが導いたもの
明日のあなたはあなたの思いが導くもの
( ジェームズ・アレン )

中国は2017年に崩壊する――加瀬英明さん

2017-08-29 | 04-歴史・文化・社会
私はワシントンに足繁く通ってきた。2001年に研究所に招かれて、講演した時に、ちょうど国際オリンピック委員会総会が7年後の2008年の夏季オリンピック大会を、北京で主催することを決定した直後だった。私は「中華人民共和国は、2017年に崩壊する」と、述べた。 . . . 本文を読む

戦争の通念を変えた「無差別爆撃」の残虐性――渡部昇一教授

2017-08-27 | 04-歴史・文化・社会
サイパンが落ちてから日本への大空襲が始まるが、硫黄島が落ちてからは、さらに本格的になった。日本の大都市は、東京をはじめとして、ほとんど残らず破壊しつくされ、焼きつくされる。これはカーチス・ルメイの戦略爆撃によるものである。これに使われた爆撃機B29は新兵器と言ってもよいほど大型のものであり、戦略爆撃というのも新思想であった。 . . . 本文を読む

中国は我が先生です――ダライ・ラマ

2017-08-24 | 03-自己・信念・努力
あの弾圧がなければ、ダライ・ラマは単なるチベットの法王であり、チベットの国王にすぎなかった。しかし、弾圧されたことによって彼は世界に出ました。おそらく平和の問題を、民俗を超えて、宗教を超えて語れるのは、彼しかないと思います。ニューヨークに行きますと、セントラルパークに何万人という人が彼のメッセージを聞くために集まります。そういう人になれたのは、厳しい弾圧があったからなんですね。 . . . 本文を読む

民族自決――櫻井よしこさん

2017-08-23 | 04-歴史・文化・社会
1945年2月に米英ソの3国が結んだヤルタ協定について、ブッシュ米大統領は戦後60周年の2005年、ラトビアの首都リガを訪れ「アメリカが犯した最も深刻な間違いだった」と語った。ヤルタ協定に署名したのは米英ソの、ルーズベルト大統領、チャーチル首相、スターリン首相の3首脳だった。3者間で結ばれたヤルタ協定で戦後の国際社会の枠組みが決定された。 . . . 本文を読む

仮名の成り立ちの歴史――西尾幹二教授

2017-08-23 | 04-歴史・文化・社会
繰り返すが、文字は符号にすぎない。言語が文字に近づいたのではない。言語が文字を自分に近づけ、取り込み、自分のものに利用し、自家薬籠中のものとした。こんなことをした国はアジアにはまったくほかにない。中国文化圏の周辺にはまったく存在しない。しかもそれから千年たって今もそのままそれが使われている。それでいて、今でもわれわれは古代中国文明の古典としっかりつながっている。 . . . 本文を読む

始祖伝承――竹田恒泰さん

2017-08-20 | 04-歴史・文化・社会
三柱(みはしら)の綿津見神(わたつみのかみ)が阿曇連(あずみのむらじ)の先祖にあたるという記述がありました。どの氏族の祖先がどの神につながるかといった氏族の始祖伝承は、『日本書紀』にはあまり見られない反面、『古事記』には夥しい数の記述があり、その数は200を超えます。数が多い割には、物語の理解には直接関係がありませんので、始祖・祖先伝承の部分は軽く読み飛ばしてもらっても大丈夫です。 . . . 本文を読む

根之堅州国とは――竹田恒泰さん

2017-08-20 | 04-歴史・文化・社会
根之堅州国(ねのかたすくに)については諸説ありますが、矛盾なく説明する説はこれまで提示されたことがなく、『古事記』における最も難しい問題の一つとされています。根之堅州国の解釈には、主に「黄泉国(よみのくに)である」との説と、「黄泉国ではない」との説が主張されています。 . . . 本文を読む

「女性宮家」という間違った言葉が付帯決議に記されてしまいました――青山繁晴さん

2017-08-16 | 04-歴史・文化・社会
まさしく、多くの与党議員にとって寝ているあいだに耳に水を入れられるがごとくに「女性宮家」という日本語ではない日本語、基礎的で中立的な知識すら欠く間違った言葉が、衆議院・議員運営委員会の公文書「付帯決議」に記されてしまいました。 . . . 本文を読む

「日英同盟廃止論」はなぜ生まれたか――渡部昇一教授

2017-08-14 | 04-歴史・文化・社会
アメリカは明治30年(1897)にハワイを併合し、翌明治31年にはフィリピンやグァム島を手に入れて、太平洋に乗り出しつつあった。フィリピンの次に手を出しうる東洋の国はシナが残っているだけである。(中略)ところが、シナ大陸では日本が目の上のたん瘤(こぶ)であった。そして、日露戦争後、日本が太平洋における唯一本格的海軍国であるところから、日本を第一の仮想敵国と見なすに至ったもののようである。 . . . 本文を読む

平成29年(2017)6月 名言との出会い

2017-08-10 | 10-名言との出会い
H29.06.30 私は惨めさのすべてを考えることなく、まだ残された美を考える ( アンネ・フランク ) I don't think of all the misery but of the beauty that still remains. ( Anne Frank ) H29.06.29 まだ残された美のすべてを考え、幸せになろう ( アンネ・フランク ) Think of all th . . . 本文を読む

「第二の軸の時代」以後の歴史見取図(2/2)――西尾幹二教授

2017-08-10 | 04-歴史・文化・社会
以上のとおり、封建社会の成立がきっかけで、ユーラシア大陸の両端に近代文明がほぼ同時期に、15、16世紀に産声をあげるに至ったのである。二つの古代文明から受け継いだ遺伝子の組み換えが「第二の軸の時代」において異種交配を成し遂げ、新しい「近代」という種を生み出した。文明論的展望の略図は、以上のごとくである。 . . . 本文を読む

「平和憲法」を改正したら「革命」ですか?――潮匡人さん

2017-08-09 | 04-歴史・文化・社会
昭和25(1950)年に朝鮮戦争が始まり、在日米軍の主力が国連軍として朝鮮半島に展開したことを受け、警察予備隊を創設したときに、あるいは遅くとも昭和29(1954)年7月1日に自衛隊法が施行されたとき(つまり自衛隊が正式に発足した日)に、「法的に一種の革命があったとみることができる」。そう言ってよいなら「8月革命」の9年後に「7月革命」が起きた、と見ることができる。 . . . 本文を読む

天照大御神の統治――竹田恒泰さん

2017-08-07 | 04-歴史・文化・社会
天照大御神は高天原(たかまのはら)を知らす(治める)ことになりました。これにより、高天原の政治は、統治者たる天照大御神の名において行われるようになります。しかし、この段階ではまだ地上世界である葦原中国(あしはらのなかつくに)は未完成のまま放置されていて、国作りは中断されたままです。 . . . 本文を読む

禊とは――竹田恒泰さん

2017-08-07 | 04-歴史・文化・社会
古くから水には浄化作用があると信じられています。心身の罪や穢(けが)れを水で祓(はら)い清めることを「禊(みそぎ)」といいます。欧米人がたまにしかお風呂に入らないのに対し、昔から日本人はほぼ毎日入浴します。これは禊の文化の名残だといえます。 . . . 本文を読む

有名無実の「審議会システム」が官僚主導を維持――高橋洋一さん

2017-08-01 | 05-真相・背景・経緯
教科書的な説明をすると、政府の各省庁に置かれる審議会とは、議会制民主主義を補完する国民参加機関で、行政に関する重要な政策を策定したり、特定の処分を下したりする際に意見を出すことを目的としている。(中略)審議会のメンバーは、実際は法律を立案する省庁が選ぶ。それを大臣が承認して最終的に決まるのだが、大臣は審議会の人選といった細かいことに関与しない。官僚から推薦された人物を承認するだけだ。 . . . 本文を読む