電脳筆写『 心超臨界 』

誠実な心が誠実な行動を生む
( ブリガム・ヤング )

延命の願――坂村真民

2024-05-29 | 06-愛・家族・幸福
生まれたときから体の弱かったわたしが、父の齢を越えることができたとき、これからの生は余生だと思いました。だから自分のことだけを考えていってはいけない。他の人のために生きる自分というものを見いだしてゆかねばならないと思いました。 . . . 本文を読む

昊天のように極まりない恩を返す――坂村真民

2024-05-29 | 06-愛・家族・幸福
わたくしが4つぐらいのときであったでしょう。母が乳もよう飲まずに死んでいった童男童女の墓に、乳をしぼってはかけ、しぼってはかけてゆくのを、わたくしはこの目でみているのです。わたくしが仏の教えに心ひかれるようになったのも、こうした母の姿が、幼いわたしの心に灼(や)きつけられているからだと思います。 . . . 本文を読む

あらゆる愛情の基本は親子の情愛である――北尾吉孝

2024-05-29 | 06-愛・家族・幸福
自分が母親に対して憎しみを抱いていて、将来結婚した時、果たして奥さんや子どもを本当に愛せるのかと苦悩し、考えに考え抜いた末、結論として会いに行ったと。まだ憎しみは消えないけれども、この人が自分の母親だお認められるまでになったと、書いてありました。 . . . 本文を読む

売れる作家の特徴って、その人が人間が好きだということです――美内すずえ

2024-05-29 | 03-自己・信念・努力
手塚先生は戦争体験されたこともあって、命をものすごく大切に描かれました。手塚先生の作品を読むことで人間として大事なことは何なのかをしっかりと教育されたような気がします。命は本当に大事なんだよ、お金や物よりも愛や友情のほうが大事なんだよということが、手塚作品を通して私の人生観になったところはあります。 . . . 本文を読む

仏教彫刻群の展開――西尾幹二

2024-05-29 | 04-歴史・文化・社会
日本の歴史のなかには、もっと違った、なにか説明のできない奥底から吹き出る、深い意志の力をひそませた規模の大きいものが、脈々と生命を打ちつづけているように思えることがある。口絵に掲げた16枚の仏教彫刻群は、もとよりそれが最も美しく開花した実例ではある。しかし、ほかにもまだあるかもしれない。われわれは自分たちをこぢんまりした矮小な世界に閉じこめて考えてはならない。 . . . 本文を読む

日本の正体は ひ弱な花――櫻井よしこ

2024-05-29 | 04-歴史・文化・社会
経済力、軍事力、情報戦、全ての手段を用いる中国に対して日本政府は国際社会において明確に抗議した。だが奇妙なことに国内でははっきりしない。自民党も公明党もどうしたのだ。この期に及んで習近平国家主席の訪日中止も明言できずにいる。わが国は囲いの中で国際秩序の恩恵を受けてきた。いま、恩返しをするときだ。日本を日本たらしめてきた価値観を守ることで貢献するときだ。 . . . 本文を読む

実証と信頼によって農業技術を伝達する――ダショー西岡の精神

2024-05-29 | 03-自己・信念・努力
ブータンという異国の農業の発展のために、その生涯をかけた日本人がいる。1964年、海外技術協力事業団(現・国際協力機構)から専門家として派遣された西岡京治は、後の28年間の人生をブータンでの農業指導に費やした。その功績は国王にも認められ、彼は同国の高位「ダショー」を与えられた唯一の外国人である。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 津田梅子の苦しみ――山本夏彦 》

2024-05-29 | 04-歴史・文化・社会
津田梅子は明治4年7歳でアメリカ留学させられて敬虔なキリスト教徒ランマン夫妻に育てられて小中高校を出て日本へ帰ったのが明治15年。日本には洋行帰りの男子は出世の道はあったが女子には絶無だった。窮して華族女学校の先生にしたが、梅子はデモクラットです。良妻賢母教育はできない。自分の理想の教育がしたい。それで自分で私塾を始めた。津田英学塾です。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 放射線危険値の根拠——高山正之 》

2024-05-29 | 05-真相・背景・経緯
だいたい放射線が生命に悪いわけがない。生命は20億年前に生まれたが、そのころガボンで天然の原子炉ができ、数十万年燃え続けた事実がある。当時のウラン含有のU235は今の原発の3パーセント濃縮燃料と同じ。被覆されない燃料棒がそこら中にあった時代に生命が育(はぐく)まれた。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 拉致犯人の「釈放嘆願書」に署名した菅直人 》

2024-05-29 | 04-歴史・文化・社会
菅さんはかつて、拉致の実行犯である辛光洙(しんがんす)の「釈放嘆願書」に署名したことがある人物です。私はNHKの討論番組で菅さんと同席した折、これを本人にぶつけました。彼はかなり狼狽していましたが、彼の「いいわけ」というのは「そんな人物が含まれているとは知らなかった」「先輩議員に頼まれたから」というようなものでした。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 コロナとの「共存」に舵切る欧州――渡辺惣樹 》

2024-05-29 | 05-真相・背景・経緯
英国では、健康安全保障局(UKHSA)が、詳細なデータを掲載した「ワクチンサーベイランスリポート」を毎週発表している。同報告書本文は、医学の門外漢には咀嚼(そしゃく)できるしろものではない。そんななかで、民間組織「THE EXPOSE」が同レポートのデータを利用し一般人にもわかりやすい解説を発表した。そこから導かれた数字は、これまでの一般的理解とは異なっていた。現在流行のオミクロン株に対する、複数回接種者の感染率が未接種者のそれを上回っていたのである。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「脱炭素」を言い出したのはカナダの共産主義者――渡辺惣樹 》

2024-05-29 | 05-真相・背景・経緯
我々の食べ物は、空気中の二酸化炭素を植物が取り入れてくれることでできています。おいしいお米の原料は空気中のCO2です。現在の、空気中の二酸化炭素濃度はおよそ400ppmですが、かつて180ppmまで落ちたことがあります。これが150ppmになると、食物は餓死しだします。そう考えた時、二酸化炭素削減論者は「どれだけ削減するか」まで考えなければなりません。「二酸化炭素がなくなれば、我々の食料はどうなるのか」という問題をセットで考える必要があります。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 FRBの成立――馬淵睦夫 》

2024-05-29 | 05-真相・背景・経緯
FRBが設立された結果、連邦政府はドルが必要な時その分の国債を発行して、FRBにドルを発行してもらうことになりました。つまり、FRBに借金するわけです。お分かりのように、FRBは労せずして半ば永久的に儲けることができるのです。アメリカ・ドルの発行権を得たことがディープステートの陰の支配を可能にしたわけです。 . . . 本文を読む

悪魔の思想 《 向坂逸郎――「いまに、中国から解放軍がくる」という証言の意味するもの/谷沢永一 》

2024-05-29 | 04-歴史・文化・社会
ゆえに進歩的文化人の言説は、大きくわけて次のような二通りの道筋をたどりました。第一に比較的おっとりした論理型は、自分が社会主義・共産主義にどれほど深い共感を抱いているかを一生懸命に弁じたてました。第二に、もっとなりふりかまわぬ熱烈な情念型は、ひたすらモスクワ政権と北京政権と平壌(へいじょう)政権におべんちゃらの限りをつくして持ちあげました。 . . . 本文を読む

歴史を裁く愚かさ 《 新しい歴史教科書の創造――西尾幹二 》

2024-05-29 | 04-歴史・文化・社会
『ヨーロッパの歴史』という大型の『欧州共通教科書』が出版された。国籍の異なる12名のヨーロッパ人歴史家たちが、4年の歳月をかけて完成させた。いうまでもなくマーストリヒト条約発効による統合ヨーロッパを意識してのことである。日本でも翻訳が出た。カラフルな美術作品や地図や図版がふんだんに盛り込まれた華麗な大著である。 . . . 本文を読む