電脳筆写『 心超臨界 』

あなたが犯す人生最大の過ちは
過ちを犯すことを常に恐れることである
( エルバート・ハッバード )

彼は上杉家の経営方針を戦国産業から平和産業である農業に切り替えます――童門冬二さん

2009-07-31 | 03-自己・信念・努力
直江兼続という男がおります。義によって石田光成に肩入れした直江と主君の上杉景勝は、関ヶ原の合戦の後、会社に例えると、倒産の憂き目にあいます。徳川家康は直江の直訴を聞き入れて直江の治めていた米沢30万石を景勝に与え直しますが、このとき直江は、会津120万石の家臣6千人を1人もリストラせずに米沢にお連れくださいと景勝に進言します。 . . . 本文を読む

多くの遺跡が平和の道で繋(つな)がることを願って止まない――柳井俊二さん

2009-07-30 | 03-自己・信念・努力
対人地雷は、悪魔の兵器だ。戦後も長年地中で眠り子供や農民が踏むと爆発する。非人道的で復興を妨げる。対人地雷禁止条約は、埋設地雷の除去も義務付けたが、除去は進まない。わが国の有志が集まり、非政府組織「人道目的の地雷除去支援の会(JAHDS)」を結成して地雷除去に乗り出した。 . . . 本文を読む

医学の日本語と普通の日本語と、和文私訳の必要を感じる――荻野アンナさん

2009-07-30 | 03-自己・信念・努力
父は発熱・低酸素・血栓・栄養補給の4点に問題を抱える。それぞれ複数の対応が可能であり、カンファレンスは2時簡に及んだ。質問に何度でも答えてくれるのは、良心的な医師である。患者の家族(私)は、仕事柄取材馴(な)れしている。それでも、意思の疎通には時間がかかる。 . . . 本文を読む

あの丸みや質感は、ほかのどんな家具をもってしても代えられない――西澤潤一さん

2009-07-29 | 03-自己・信念・努力
和室をつくって部屋に合った家具をそろえようとしたとき、インテリアデザイナーの剣持勇が手がけた籐のイスをカタログで見つけて、すぐに「これだ」と決めてしまった。我が家にはいま、そのイスが四脚ある。座り心地はとても快適だ。彼がデザインしたラタンチェアが、日本の家具として初めて、米ニューヨーク近代美術館の収蔵品になったというのもうなずける。 . . . 本文を読む

宮沢賢治の愛に基づいた高い志は、世界に通じる哲学だと思う――西澤潤一さん

2009-07-29 | 03-自己・信念・努力
宮沢賢治の作品は、高校の先輩が「日本でノーベル文学賞をもらえるのは彼しかいない」と薦めるので、それほどならと読み始めた。高校の図書館にも宮沢賢治の作品は置いてなく、町で童話を買った。そして、読みふけることになった。平易な文体の中に、一人でも不幸な人がいてはいけないという純粋な気持ちを見つけ、大変な感動を覚えたからだ。 . . . 本文を読む

カラヤンはとても華やかな演奏をする だから私は、カラヤンは嫌いだ――西澤潤一さん

2009-07-28 | 03-自己・信念・努力
マタイ受難曲は、バッハの最高傑作の一つといわれる。いくつかの演奏を聴いた中で、クルト・トーマスの指揮に最も心打たれた。彼は、バッハが音楽監督を務めた、独ライプチヒの聖トーマス教会の指揮者だった。旧東独の政治に反対して西側に亡命し、苦労を重ねたようだ。演奏はとても地味だが、そこがいい。 . . . 本文を読む

脳科学とつくとなぜか内容が信頼できるように錯覚しやすい――小泉英明さん

2009-07-28 | 09-生物・生命・自然
神経神話は英語でニューロミスと呼んでいる。科学的な裏付けがないにもかかわらず、俗説として流布され、かつ一般には当たり前のように思われている迷信のことである。 . . . 本文を読む

「心」というものは、厳格にいうと人間の命の活きるために使う生命用具である――中村天風師

2009-07-27 | 03-自己・信念・努力
人生に対する精神態度が、絶対的に積極化すると、いかなる場合にも、また、いかなることに直面しても、真人としての体面を冒涜(ぼうとく)することなく、あたかも熟練した技師が精巧な機械を、まるで自己の手足を使うかのように「心」の操縦が大変上手(うま)くゆく。 . . . 本文を読む

教育の政治的中立はありえぬ――民主党・輿石東参議院議員

2009-07-27 | 04-歴史・文化・社会
民主党の輿石東参院議員会長は14日、おひざ元の日本教職員組合(日教組)が都内で開いた新春の会合であいさつし、「教育の政治的中立はありえない」と述べ、「反日偏向教育」の根源ともいわれる日教組へのエールと受け取れる発言をした。 . . . 本文を読む

ケヤキの姿の変化に、季節の移り変わりを実感する――西澤潤一さん

2009-07-26 | 03-自己・信念・努力
市内の自宅は、父親が東北大学本部から歩いて十分ほどのところに建てた。すぐ西隣に広瀬川が流れ、その向こうにはなだらかな稜線(りょうせん)の青葉山が横たわる。自宅の庭には大きなケヤキが数本あり、広瀬川に向かって枝を広げている。昔からこの場所で育っていたようだが、樹齢がどれほどのものかは分からない。 . . . 本文を読む

せめてケネディの爪の垢(あか)くらいの志を持っている人に投票しよう――草刈隆郎さん

2009-07-25 | 04-歴史・文化・社会
未曾有の経済危機をどう克服し、環境問題への対応を含め更なる進化した国をどう実現するのか。縮む国家経済にあっては、我々国民も、かつて「耐乏生活」を克己した日々のように、一時期辛抱を覚悟せねばならない。投票者に迎合するのではなく、険しい道を切り開いていく人を、今度の選挙では選ばなければならない。 . . . 本文を読む

英語のRとLを区別して発音する妙薬を発見した――柳井俊二さん

2009-07-24 | 05-真相・背景・経緯
大半の学生はRとLを混同し、「米(rice)」と「虱(しらみ)(lice)」、「右(right)」と「光(light)」を一緒くたにする。独仏語の場合、Rは喉(のど)で、Lは舌で発音するから区別しやすい。イタリア語やスペイン語のRは巻き舌で明快だが、舌を浮かせて発音する英語のRはLと混同しやすい。 . . . 本文を読む

DNAより細い電線を開発した――小林由佳さん

2009-07-22 | 05-真相・背景・経緯
電線は右巻き、らせん状になった渦の幅は0.64ナノ(ナノは10億分の1)㍍とDNAより細い。「TTFカルボン酸」という有機分子とアンモニア水から作る。 . . . 本文を読む

今、コンドルセの挑戦は輝きを増している――小泉英明さん

2009-07-21 | 05-真相・背景・経緯
先見性に勝(すぐ)れたコンドルセが直面したのは学術分野の高い壁、そして「無益の連鎖」であった。異分野間の会議では、分野が遠い専門家から退屈させられ、逆に自分が話す番にはその相手を退屈させることになる。その繰り返しが延々と続くのが「無益の連鎖」。 . . . 本文を読む

数万年前、突然変異で東アジアに乾型の耳あかが生まれ、その周辺に広がった――新川詔夫さん

2009-07-20 | 09-生物・生命・自然
あなたの耳あかはカサカサ(乾型)ですか? それともネバネバ(湿型)ですか? 耳あかの種類には不思議な地域分布があるそうだ。しかも、あなたの遠い先祖の足跡が鮮明に浮かび上がってくるという。 . . . 本文を読む