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電脳筆写『 心超臨界 』

強みは物理的な能力がもたらすものではない
それは不屈の信念がもたらすものである
( マハトマ・ガンディー )

モンゴルから始まった世界史――岡田英弘さん

2017-11-27 | 04-歴史・文化・社会
歴史は、世界中のどこにでもある、というものではない。人間のいとなみがあれば、それがそのまま歴史になる、といったようなものでもない。歴史は、文化の一種であって、地中海文明では紀元前5世紀に、中国文明では紀元前100年頃に、それぞれ独立に創り出されたものである。それ以外の文明には、歴史という文化がもともとないか、あってもよそからの借り物である。 . . . 本文を読む

守護・地頭設置の大いなる効果――渡部昇一教授

2017-11-25 | 04-歴史・文化・社会
一方、後白河法皇は頼朝の怒りを恐れて、今度は諸国に院宣を下して義経と行家の捜索を命ずるのである。この後白河法皇くらいしょっちゅう追討の院宣を与える相手を変えた人はいないであろう。平家の旗色がよければ平家に、木曽義仲がよければ義仲、義仲が負けそうになると義経に、義経の工合が悪くなると頼朝に、という工合に、昨日追討されることになった者に今日は追討せよとの院宣を与えるという朝令暮改もただならぬことをやり続けてきたのである。 . . . 本文を読む

歩こうとするから道から外れる――松原泰道禅師

2017-11-24 | 03-自己・信念・努力
趙州禅師がまだ修行僧のころ、師の南泉和尚に、「如何(いか)なるか是(こ)れ道(どう)」、つまり仏道とはいかなるものなのでしょうか、と尋ねました。その質問に対する答えが、この「平常心是道」です。平常心、すなわち日常の行住坐臥(ぎょうじゅうざが)がそのまま道だ、と答えたのです。問答はさらに続きます。「その道は、どのように歩いたらよいのでしょうか」「歩こうとするから、道から外れるのだ」。どう歩いたらよいか、とは、どう修行すべきかという問いです。それに対し、いや、修行しようとするその思いが修行を邪魔するのだ、と南泉はいうのです。 . . . 本文を読む

有限の時間を使いこなす――松原泰道禅師

2017-11-20 | 03-自己・信念・努力
中国の古代、後漢のころ、汝南(じょなん)という市中に、売薬を業とする一老人がいました。彼は店先に一つのツボを掛けていたので、人々は彼を「壺公(ここう)」と呼んでいました。壺公が調剤する薬はよく効き価格も安いので、みんなから慕われていました。ところが不思議なことに、夜になるとこの薬売りの老人が、店の先に掛けてある大きな壺の中に隠れてしまうのです。それを見ていた市の役人の費長房(ひちょうぼう)が怪しんで、老人に理由を尋ねました。これは調べるというよりも、不思議に思って訊いたのでしょう。 . . . 本文を読む

「個」としての弱さをさらけ出した日本人――西尾幹二教授

2017-11-17 | 04-歴史・文化・社会
アメリカ人の文芸評論家であるドナルド・キーンさんが『日本との出会い』(中公文庫)という本のなかでとても象徴的なエピソードを書いています。先の大戦中、キーンさんはハワイで日本語の通訳をするアメリカ軍の将校でした。通訳官ですから、日本人捕虜と出会う機会が多かった。そこで、捕虜になった日本人とドイツ人のちがいについて述べています。 . . . 本文を読む

マキアヴェッリが指導者に求めた三大要素――塩野七生さん

2017-11-15 | 04-歴史・文化・社会
プラトンやアリストテレスの時代の政治(ポリティカ)は、倫理(エティカ)と同じことであった。彼らが理想的な政体を追及してやまなかったのは、当然である。そして、中世。トマス・アクィナス(原語であるイタリア語に忠実に発音すれば、トマソ・ダクィーノ)は、プラトンやアリストテレスの思想にキリスト教の考えを加えたので、倫理はますます、地上的なるものから離れてしまった。それ以前、政治は倫理も意味するということを、長い間西欧は疑わないできたのである。 . . . 本文を読む

釣竿一本、鋤(すき)一本になりきる―松原泰道禅師

2017-11-10 | 03-自己・信念・努力
この偈の中心は、「釣月耕雲」です。普通、釣りといえば魚を、耕すといえば畑を、というように目的格があります。そしてまた、それは生活のため、利益を得るためでもあります。しかし、道元は、月を釣り、雲を耕すのです。いっさいの利害を離れ、ただ釣りのために釣り、耕すために耕す。それが「釣月耕雲」ということです。 . . . 本文を読む

ゲルニカ神話の誕生――福井義高さん

2017-11-08 | 04-歴史・文化・社会
しかし、ゲルニカ爆撃に関して広く流布した言説は、反ファシズム史観に基づく、内戦をめぐる歪(ゆが)んだ歴史認識のひとつの典型であり、事実とはかけ離れた、いわば「神話」なのだ。実は、ゲルニカ空爆の実情については、現在では専門家の間で、ほぼコンセンサスが確立している。まず第一に、ゲルニカは単なる片田舎の戦争とは無縁の小村ではない。 . . . 本文を読む

デフレは経済規模を縮小させる――渡邉哲也さん

2017-11-06 | 08-経済・企業・リーダーシップ
「合成の誤謬(ごびゅう)」という言葉がある。何らかの問題が生じた場合、その問題解決にあたり、1人ひとりが正しい行動をとったとしても、みんなが同じ行動したために思わぬ悪い結果を招いてしまうことをいう。たとえば、1人ひとりの消費者にとって、ものを安く買えることはいいことのように思えるが、これが国民全体に及ぶとどうなるかということである。 . . . 本文を読む

ヒトラーとフーバーとの会談――渡辺惣樹さん

2017-11-05 | 04-歴史・文化・社会
フーバーがチェコスロバキア経由でベルリンに入ったのは、1938年3月7日のことだった。フーバーの興味は、前節で書いたように未曽有の経済発展を見せている経済政策の実態把握にあった。ドイツに入って最初に見学したのが新住宅開発計画の現場だったことからそれがわかる。ドイツ訪問前にはヒトラーとの会見は予定されていなかった。ベルリンに入ったフーバーに突然ヒトラーから招待があった。 . . . 本文を読む

平成29年(2017)10月 名言との出会い

2017-11-03 | 10-名言との出会い
H29.10.31 私は年齢も疲労も敗北も知らない ( ローズ・ケネディ ) I know not age, nor weariness nor defeat. ( Rose Kennedy ) H29.10.30 暴力は無能者が最後に逃げ込む手段である ( アイザック・アシモフ ) Violence is the last refuge of the incompetent. ( Isaac . . . 本文を読む

百歩譲って財政問題があるなら、政府資産を売ればいい――高橋洋一さん

2017-11-01 | 05-真相・背景・経緯
財務省のホームページを見ると、「資産を売れば借金が返済できるという説もあるが?」という質問に対し、あれこれと理由をつけて「資産を借金返済に当てることは困難」と回答している。財務省は、基本的に「財政問題がある」というスタンスだ。それなのに、「資産を売ることはできない」という。売れる資産があるのに、売らずに「増税で借金を返す」という、ふざけたロジックになっているのだ。 . . . 本文を読む