電脳筆写『 心超臨界 』

誠実な心が誠実な行動を生む
( ブリガム・ヤング )

歴史を裁く愚かさ 《 文部省検定官は正気か――西尾幹二 》

2024-05-23 | 04-歴史・文化・社会
そもそも他国民が自己民に銃を向けている写真を、他国の教科書の一部から引っぱってきて、自国の輝かしくあってしかるべき近代史の扉絵に格上げする。皆さん、世界にこんなことをする国があるでしょうか。文部省の検定官は何をやっているのかと言いたいですね。たんに常識はずれというのではなく、ものごとの基準が見境もなく分からなくなってしまっている証拠です。 . . . 本文を読む

学術会議への警鐘――戸谷友則

2024-05-23 | 04-歴史・文化・社会
結局のところ、学術会議が政府の組織でありながら、政府から一切自由な活動を求めるから、ボタンのかけ違いが生じているのだ。学術と政府は適切な距離を取る必要がある。政府が学術に介入すべきでないことはもちろんだが、学術の側も、国民から選ばれた政府の行政に過度に干渉することは慎むべきだ。「政学分離」がきちんとできていないことが問題であり、現在の組織構造は学術の側が政府の領域に踏み込みすぎている。 . . . 本文を読む

南の海に住む泥(でい)という動物――興膳宏

2024-05-23 | 04-歴史・文化・社会
忘年会のシーズンになって、何かと飲む機会が多い。つい飲みすぎて終電車に乗りおくれたり、乗りはしても、居眠りをして乗り越す人もいる。寒風の吹きつける駅のベンチで、正体なく眠りこけている酔っぱらいもよく見かける。意識不明になるまで酔っぱらうことを、「泥酔」という。酒仙として有名な李白は、しばしば「酔いて泥の如し」という表現で自分の酔態を描く。 . . . 本文を読む

「ベン・ハー」の名場面を詰め将棋に表す――内藤国雄

2024-05-23 | 03-自己・信念・努力
12歳のとき、詰め将棋と出会った。たまたま古本屋で手にした本で、江戸時代の名棋士、伊藤看寿が残した詰め将棋を見つけた。天才だと思った。音楽でいえば、モーツァルトのような存在だと思う。以来、自分でも詰め将棋を作るようになった。 . . . 本文を読む

米海兵隊が建てた日本の軍人の記念碑――江崎道朗

2024-05-23 | 04-歴史・文化・社会
1941年12月7日(現地時間)、ハワイの真珠湾攻撃の際、カネオヘ海軍航空基地(現在、海兵隊基地)を攻撃した零戦部隊の指揮官であった飯田房太海軍大尉(戦死により中佐)は、自らの零戦が米軍の反撃で被弾したため、生還するのは困難と判断し、米軍格納庫に向って突入を図った。いわば、特攻攻撃の第一号と呼ぶべきものだ。アメリカ海兵隊は戦時中、飯田大尉の勇猛果敢な戦闘精神に感激し、同所で戦死した海兵隊員たちとともに飯田大尉を丁重に葬った。 . . . 本文を読む

酒は飲むなと書いてない――興膳宏

2024-05-23 | 03-自己・信念・努力
昔の旧制高校生が愛唱した「デカンショ節(ぶし)」に、「孔子・孟子を読んではみたが、酒は飲むなと書いてない」という文句がある。はじめは勝手ないいぐさだと思ったが、のちに『論語』や『孟子』を読むと、確かに飲酒を禁じた言葉は見られない。「乱に及ばなければ」よいとは、酒飲みにはうれしい味方である。 . . . 本文を読む

真理のまん中で生かされている――松原泰道禅師

2024-05-23 | 03-自己・信念・努力
「処々」は、ところどころ、ではなく、随処です。随処は時間空間を超えて、どこでも、いつでも、いたるところ、という意味です。随処ですべての存在が真理の当体そのものであるということ。随処に真理の当体が現れているということです。これは大乗仏教の思想で、法華経では「諸法実相(しょほうじっそう)」と言っています。 . . . 本文を読む

脳も宇宙の変化した一部分――カール・プリブラム

2024-05-23 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
大脳生理学者であるカール・プリブラムは、「21世紀には科学(science)と精神(spirit)は一つになる」といいます。300年以上前には、物質と精神は別のものとは考えていませんでした。したがって、ガリレオの宗教裁判に見るように、科学は宗教による弾圧を受けました。それを救ったのが、デカルトの「物心二元論」です。そのお陰で近代科学はめざましい発展を遂げました。そうした科学の発展がいま、宗教と科学の融合を解き明かそうとしています。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 百年の恨みの「主敵」は日本――門田隆将 》

2024-05-23 | 05-真相・背景・経緯
中国の近代史とは、アヘン戦争(1840~42年)以来、列強には租界をつくられ、日本には日清戦争、満洲建国、支那(しな)派遣軍百万との死闘といった屈辱と恨みの歴史なのである。つまり、偉大なる中華民族の復興のターゲットは日本であり、日本民族への雪辱(せつじょく)を抜きには考えられない。尖閣どころか、沖縄、九州、北海道、そして日本全体を舞台に「恨みを晴らす」ことが年頭にあることを知らなければならない。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 メディアリンチの目的――門田隆将 》

2024-05-23 | 05-真相・背景・経緯
男女の「性別」という差異をことさら強調することによって女性を弱い立場に置き、それを「蔑視する人間」として1人の人間を差別主義者に仕立て上げて葬り去ったのだ。そんな日本のマスコミの手法は、あらゆる意味で愚劣である。そこには事実も礼儀も、容赦も、遠慮も、何もなかった。私はマスコミに対してだけでなく、日本そのものに深い失望を覚えた。世界に、自分たちが思い込んだ“日本の恥”を晒(さら)し、貶(おとし)め、侮蔑する人々。つくり上げられた「新・階級闘争」に踊らされ、SNSを通して集団リンチに加わった人々には言うべき言葉もない。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 日本の左翼だけが“国賊”となった不思議——谷沢永一 》

2024-05-23 | 04-歴史・文化・社会
世界各国の共産党の重だった人びとは、例外なく愛国者です。もちろん彼らも共産主義者である以上、階級闘争の敵である資本家(ブルジョアジー)を憎みます。しかし祖国をまるごと憎むなんて、祖国の歴史をまるごと罵るなんて、そんな一国民としてあるまじき論法は用いませんでした。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 郵便貯金と簡保マネー開放――堤未果 》

2024-05-23 | 05-真相・背景・経緯
アメリカからの指示を受けた竹中郵政民営化担当大臣はしっかりとその期待に応え、それまで誰も手をつけなかった郵政民営化は、小泉政権下であっさりと実施された。それまで安全な日本国債で日本国民のお金を運用していたゆうちょ銀行は、米系企業の株式や債券に投資する比率をどんどん上げ始め、ゴールドマン・サックスの勧めるリスク商品に投資するようになった。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 教科書から消された最初の女帝――倉山満 》

2024-05-23 | 05-真相・背景・経緯
教科書では最初に出てくる女帝は推古天皇になってしまいました。変えられたのはそれだけではありません。戦前は大ヒーローだった豊臣秀吉が戦後は朝鮮出兵をやった悪い奴ということになってしまっています。また、天皇家に忠誠を誓って活躍した楠木正成(くすのきまさしげ)も名前が出てくればまだよいほうです。日本は今、天皇家の英雄、天皇家に忠誠を尽した人間、朝鮮出兵をやった人間をどんどん教科書から抹殺していっているのです。いかにもマッカーサーが考えそうなことです。 . . . 本文を読む

真珠湾攻撃の真実 《 「マッカラム覚書」=事実上アメリカは日本に宣戦布告した――馬淵睦夫 》

2024-05-23 | 04-歴史・文化・社会
アメリカの日本挑発の実際を知るために記憶しておくべき文書があります。1940年10月7日に作成された「マッカラム覚書」です。海軍情報部極東課長のアーサー・マッカラム海軍少佐が作成しました。 . . . 本文を読む

悪魔の思想 《 竹内好――シナ文化の受容を「隷属」と呼ぶ侮言/谷沢永一 》

2024-05-23 | 04-歴史・文化・社会
わが国の歴史を批判的に論じた人は数多くありますが、「日本の文化の独立は過去にはなかった」とまでの全面否定を断言した抹殺評価は、前例のない極言でありましょう。竹内好は日本史2千年をふりかえって、わが国は遠い過去から現代まで一貫して文化的植民地であったと、これ以上ない最大限の貶価(へんか)と侮蔑の姿勢を以って、傲然(ごうぜん)と観察するわけです。 . . . 本文を読む