12.11.30
批判を避けるのなら
何もせず、何も言わず、何者にもなるな
( エルバート・ハッバード )
To avoid criticism, do nothing, say nothing, and be nothing.
( Elbert Hubbard )
12.11.29
人に魚を与えれば一日養える
人に魚の取り方を教えれば一生養える
( 作者不明 )
Give a man a f . . . 本文を読む
「公共事業はワルイものだ」という風潮が世間を覆うようになった。「コンクリートから人へ」という民主党のスローガンがその象徴である。政府はそんな世論に押されるように、かつて15兆円ほどあった公共事業を、わずか十数年の間に半分以下の6兆円程度にまで大幅に削減してしまった。その結果、公共事業現場では、民主党が生まれる前から、「事業仕分け」が毎年繰り返されるようになっている。 . . . 本文を読む
これまでたびたび述べてきましたが、いま政権の主要な部分を占めているのは、かつて左翼だった人たちです。反米を唱えて日本の安全保障の弱体化を図り、産学協同に反対して資本主義を潰(つぶ)そうと動いた人たちです。彼らの根っこはそこにあります。 . . . 本文を読む
いよいよ野田佳彦政権は追い詰められて、解散・総選挙に向かわざるを得なくなっている。ところが、ここにきて政策案の推進が急に活発になっているのだ。解散すれば政権を失うことは確実なので、政権の座にあるうちに「駆け込み」で政策を進めておこうとの思惑と思われるが、いまの異様に低い支持率で政策に正当性が得られるわけがない。 . . . 本文を読む
昭和7年のある日のこと、松下幸之助さんは取引先のU氏から某教に入信するよう熱心に勧められます。結局、入信はしないものの、一日だけ体験的に参詣することになりました。その帰り道でのことです。 . . . 本文を読む
嘉永6(1853)年、黒船を率いて日本に開国を迫ったペリー提督は、幕府との交渉のかたわら江戸湾沿岸の測量に精を出した。日本と開戦した場合に備え、地形を把握するのが狙いだった。3隻の船を使い、当時世界最先端だった三角点測量を繰り返した。そして意外な事実に気づく。測量結果と、携えていた日本の地図がまったく同じだったのだ。 . . . 本文を読む
自分の目の前に子どもがいるという状況を当たり前だと思わないでほしいんです。自分が子どもを授かったこと、子どもが「ママ、大好き」と言ってまとわりついてくることは、奇跡と奇跡が重なり合ってそこに存在するのだと知ってほしいと思うんです。 . . . 本文を読む
とにかく押してみる。言ってみる。それで相手が動けばしめしめ。反応がなくてももともと。相手はそういうダメモト主義の国である、ということです。ダメモト主義に対するには、こちらの言い分がしっかりとした事実に基づいていて、理が明晰であるならば、相手がどのように出てこようと、毅然とそれを貫いていくことが大切です。 . . . 本文を読む
現在はもう外的要求はすべて出揃っている。日本人がそれを知らない、知ろうとしないだけである。その要求を果すことなど考えてもみない。非武装中立国家など大まじめで論議されるのも、そのせいである。わたしは非武装を一直線に否定するものではない。ただ、その裏の軍備にまわす金を自分の生活へ、という感覚の虫のよさに驚くのだ。そんな国の存在をどこが尊重してくれると考えているのであろうか。 . . . 本文を読む
ニューヨークでたまたまメトロポリタン美術館での小さな展示のオープニングに招かれてびっくりした。その日は月曜で休館なのだ。それなのに立派な人たちが受付をし、エレベーターの案内をし、パーティーのホストをしているではないか。それにエレベーターを運転しているピストルを持った守衛さんも、この日はボランティアで出勤しているのだそうだ。 . . . 本文を読む
販売会社では先輩セールスマンのお伴をして店廻りをしたり、配達をしたりさせられた。いちばん最初に訪問したお店では、ご主人から今の資生堂の経営陣はなっていないと激しく非難されてびっくりした。しかしそのお店もまた数年後に倒産したのだった。下町のお店では、真っ昼間にご主人が茶碗酒をなみなみと注いで飲んでいけと強要する。まったく違った世界であった。 . . . 本文を読む
大山元帥の、この行動が、すべてを計量し、その効果を計っての結果なのか、つまりスイスの歴史家ブルクハルトの言葉でいえば、戦いの場に臨んで意識的計算的な創造行為なのか、長い訓練による無意識的な勘(かん)によるのか、それは断定できない。 . . . 本文を読む
勘兵衛が侍を募集しているとき、大酒に酔っ払って暴れ捲くった菊千代が木賃宿に飛び込んでくる。彼は得意げにものものしい家系図の巻物を披露し、その最後に記されている名前が自分であると大言壮語する。そこには菊千代と名前が記されているが、生年を照合してみると現時点ではわずか13歳にすぎないことが判明する。 . . . 本文を読む
この人物が天才的であったもうひとつの理由は、和という字はこの国の文化の特徴をたった一字で表しているからである。というのは、この国の生活と文化の根底には互いに対立するもの、相容(あいい)れないものを和解させ、調和させる力が働いているのだが、この字はその力を暗示しているからである。 . . . 本文を読む
ついでながら、蘇峰の『近世日本国民史』の価値について一言いっておきたい。私は大学院生のときに、六本木でそれまでに出ていた五十巻を買った。ただ、寮の部屋が狭いし二人部屋だから置き場所がない。すぐに家に送ってしまったので、休みに帰省したときにしか読めなかった。だが、おかげで織田信長以後の最高の史料がそこにあることを知った。 . . . 本文を読む