電脳筆写『 心超臨界 』

歴史とは過去の出来事に対して
人々が合意すると決めた解釈のことである
( ナポレオン・ボナパルト )

◆「進歩的文化人」という名の国賊《 大江健三郎——国家間の原理を弁えない謝罪補償論者 》

2024-11-06 | 05-真相・背景・経緯
§5-3 戦後の言論界を牛耳った「進歩的文化人」という名の敗戦利得者たち
◆「進歩的文化人」という名の国賊《 大江健三郎——国家間の原理を弁えない謝罪補償論者 》


ここに大江健三郎の企んだ嘘があります。彼が唱えているのは献金論であり奉納論なのです。それを賠償という言葉にすりかえたのが、彼一流の詐術(トリック)なんですね。この場合、事柄が賠償ではありませんから、相互に話し合うわけにもいかんでしょう。したがって、金額は日本側で決めなければなりません。大江健三郎の案では、それはいくらなんでしょうか。どれほど出したら万事解決ということになるかを、大江健三郎は算出し公表する義務があります。


『悪魔の思想』 「進歩的文化人」という名の国賊12人
( 谷沢永一、クレスト社 (1996/02)、p270 )
ユスリ、タカリの共犯者・大江健三郎(おおえけんざぶろう)への告発状
第12章 国家間の原理を弁(わきま)えない謝罪補償論者

  大江健三郎
  昭和10年生まれ。東大卒。芥川賞、ノーベル文学賞を受賞。平成
  6年、「戦後民主主義には似合わない」と、文化勲章を辞退した。

  シナに「しっかりとした謝罪と補償」を行なえ、というのが大江健
  三郎の主張です。しかし中華民国総統蒋介石は日本に対する倍賞請
  求権を破棄する旨、公的に声明しました。ゆえに中華民国の正当な
  継承者であるという建て前の中華人民共和国は当然のこと前政権の
  方針を受け継いで賠償は不要であると認めました。したがって大江
  健三郎の言う補償とは実は献金を意味します。日本人約6000万
  の勤労者に対して大江健三郎は、貴様たち、こぞって金を出せ、と
  叫んでいるのです。税務署より恐い人ですね。

■詐術(トリック)だらけの大江・謝罪補償論

ここで、話は大江健三郎に戻ります。

大江健三郎の謝罪補償論には、論理のうえで矛盾と曖昧と背理にみちています。

第一に、これまた繰り返しになりますが、近代における国家と国家の間では、謝罪といえども、それを条約の形で現実化するのが常識です。

たとえば、第一次大戦後のヴェルサイユ条約、これは連合国側に有無を言わせず強制されたものとはいえ、内容の面ではドイツが謝罪した結果となっています。問題は、常にどういう条約を結ぶかの話合いに落ちつくわけですから、大江健三郎が謝罪論をふりまわすのである以上、支那(チャイナ)に対する謝罪条約の条文原案を公表する義務があります。さあ遠慮しないで発表なさいよ。さぞ見ものであろうと、今から楽しみですね。

第二に、もし条約を念頭においていないのなら、謝罪文を作成してわが国の代表がそれを恭(うやうや)しく奉(たてまつ)るために北京へ赴(おもむ)け、とでも言うのでしょうか。それなら痩せても枯れても貴方は文筆の人です。その謝罪文なるものを起草するだけの労をはらってもいいじゃないですか。

もっとも、そんな紙切れ一枚をもらって北京政府が喜びますかね。その間の事情は大江健三郎だって百も承知、そこから出てきたのが賠償論だと思われます。

しかし第三に、北京政府は絶対に賠償を受けとれないのです。それをいったん受けとったが最後、北京政府は正統政権としての面目を失うことになります。日本と支那(チャイナ)の二国間に賠償という行為は絶対に行われません。ありうるのは日本が自発的に献金することだけです。

だから、ここに大江健三郎の企んだ嘘があります。彼が唱えているのは献金論であり奉納論なのです。それを賠償という言葉にすりかえたのが、彼一流の詐術(トリック)なんですね。この場合、事柄が賠償ではありませんから、相互に話し合うわけにもいかんでしょう。

したがって、金額は日本側で決めなければなりません。大江健三郎の案では、それはいくらなんでしょうか。どれほど出したら万事解決ということになるかを、大江健三郎は算出し公表する義務があります。

ぜひ一刻も早く明示していただきたい。日本国民1億2000万余、そのうち働いている人を半数の6000万と推定して、その6000万にとって一人あたりいくらの支出になるのか、その金額を弾きだしていただきたいものです。
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