1998年には、「ウィンドウズ98」の発売、欧州中央銀行(ECB)創設とユーロ交換レート決定、複合金融機関シティグループの誕生、ロシア危機などがあった。その後インターネットの普及、新興国経済の台頭、テロ事件の多発、ベビーブーム世代の退職など大変革が続いた。今やそうした大変革が地政学的影響をもたらしつつある。 . . . 本文を読む
欧州連合(EU)は27日、旧ソ連の親欧米国であるウクライナの早期加盟を認める方向で調整に入った。グルジア紛争で周辺地域への圧力を強めるロシアに対抗するには将来の加盟を早期に明示する必要があると判断した。9月上旬に開くウクライナとの首脳会議で政治的な枠組み協定を協議。将来のEU加盟を盛り込んだ共同宣言を採択する構えだ。 . . . 本文を読む
三菱電機は2011年度末までに高性能太陽電池の生産能力を約3倍に引き上げる。資源高や温暖化ガス排出削減の動きが強まり太陽電池市場が拡大するなか、中国や欧州の新興メーカーがシェアを高めている。シャープや三洋電機、三菱など日本の大手は最先端品を量産し世界市場で巻き返しを図る。 . . . 本文を読む
遥かな昔から女性が強かったことには、確かな証拠があって、わが国最古の古典である『古事記』の神代篇では、女性が男性より不利な立場に置かれながら、それに怯(ひる)むことなく男子と終始対等に戦って、女性としての誇りを凛(りん)として貫き通す。 . . . 本文を読む
自動車の世界では、数十年前までは自家用車は大半が白、社用者は黒となっていたが、最近は多種多様な車体色が提供されている。特に女性は車種を運ぶ際、まず車体や内装の色から決められる方が多い。しかも、原色でなく桜色とか薄いグリーンなど微妙な色合わせを好まれる例も我々の予想以上である。今では車体や内装の色が重要なセールスポイントとなっている。 . . . 本文を読む
埼玉医科大学と京都大学は代表的な万能細胞である「ヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)」の遺伝子を自在に操作できる基本技術を開発した。この技術を使うと100%近い確率でES細胞から心臓や神経の細胞など望む細胞を作れるようになる可能性がある。 . . . 本文を読む
ソ連崩壊2カ月後の92年2月、欧州主要国はマーストリヒト条約に調印しEU発足を決定。狙いは大きく二つあった。大欧州の創造で米国一超大国の構造に修正をかける。もう一つは加盟国を東へと拡大し、ロシアの超大国返り咲きを阻止することだ。当時、ブリュッセルで欧州委員会高官にどこまで東進するつもりか問うと「ウクライナ」と即答したのを思い出す。 . . . 本文を読む
日本の法律文は、様々な状況や既存法との整合性に配慮しつつ緻密(ちみつ)に作り上げたものです。欧州大陸に起源を持つ大陸法系です。一方、英米法系の米国などでは成文の法律がまずありきではなく、問題が起きたら裁判所に判断してもらい、その判例の蓄積が主なルールとなります。 . . . 本文を読む
沖縄戦が始まる前、本土へ疎開を指示された学童たちをいっぱい乗せて那覇港を出帆した貨物船の対馬丸は、昭和19年8月22日の深夜、鹿児島県悪石島の沖で「真珠湾の復讐(ふくしゅう)者」と呼ばれていたアメリカ軍の潜水艦ボーフィン号の攻撃を受けて沈没した。 . . . 本文を読む
原油価格が1バレル100㌦を超える時代が到来し、景気の先行き不安が出始めたが、悪い話ばかりではない。少なくとも代替エネルギーの開発にとってこれほどの恩恵はない。市場が無意識のうちにそれを促している気もする。 . . . 本文を読む
TBS「みのもんたの朝スバッ!」で、銚子市立総合病院の休止に反対する市民230人が市長に抗議している場面を見て、わが国の医療崩壊は容易ならざる段階まで来ていることを痛切に実感させられた。 . . . 本文を読む
これまでエコノミーとエコロジーは対立する概念のようにとらえらえた時期があった。しかし、いずれもギリシャ語のオイコス(生命の住む場所)から生まれた言葉だ。21世紀は経済活動と環境保護活動が一体として両立する概念を世界全体が共有していく必要がある。私はこれを「エコロミー」と呼んでいる。 . . . 本文を読む
今大会で中国は初めて金メダル獲得数で世界一になる可能性もある。スポーツの世界では「世界標準」をはるかに超えつつあるのだろう。中国は北京五輪をテコに、知的財産権の保護、報道の自由、人権状況の改善や民主化などの面でも世界標準のハードルを乗り越えていかなければならない。 . . . 本文を読む
沖縄は徹底した車社会である。那覇周辺には百万人以上が密集しているのに、電車が1本もなかった。通勤、通学、コンビニや自販機に行くにも車を使う。バスは渋滞に巻き込まれて身動きできない。鉄道のある本土のモータリゼーションと質が違う。県内の94万台の車を縦に並べると、沖縄からカムチャッカに達するそうだ。 . . . 本文を読む
「アムネスティ・インターナショナル」は、2001年9月11日から2005年までに、ウイグル族3000人が逮捕され、200人が政治犯として獄につながれ、50人が処刑されたと報告しました。ウイグル族は1000年以上もの間、東西の文明を融合させてきた民族です。その文明の融和のなかで、中国が侵入するまでは、我々は完全な独立国でした。 . . . 本文を読む