28日大阪地裁であった沖縄戦を巡る集団自決訴訟の判決後、記者会見した被告の作家、大江健三郎さん(73)は「私が沖縄ノートに書いたのは、二つの島の住民が軍の強制で自殺させられたという歴史的事実」と強調。「隊長の個人犯罪とは考えておらず、裁判所はそういった私の主張をよく読み取っていただいた。強い感銘でした」と続けた。 . . . 本文を読む
太平洋戦争末期の沖縄で起きた集団自決を命じたなどとする記述で名誉を傷つけられたとして、旧日本軍守備隊長と遺族が、「沖縄ノート」の著者で作家の大江健三郎さん(73)と出版元の岩波書店に出版差し止めなどを求めた訴訟の判決で、大阪地裁は28日、原告の請求を棄却した。 . . . 本文を読む
アジアにおける先進国として、経済大国の重大な使命を担っている日本の金融は、突発的事態に対しても、瞬時に対応しなければならない。中央銀行総裁は、その政策意思決定、市場とのデリケートな対話、各国との連携や緊急時の決断など、多様な任務を担っている。いかに優れた人でも、ウオーミングアップなしに着任できるポストではない。 . . . 本文を読む
裁判を受諾しないのなら、裁判の結果である判決だけを受け入れるというのおかしいではないか、と言う人がいるかもしれない。ちょっと聞けばおかしいと感ずるかもしれない。しかし、日本は戦争に負けたのである。判決も含めて東京裁判を全否定し、受け入れなかったら、とても独立はかなわない。戦争に負けるというのは、そいうことなのである。 . . . 本文を読む
まず人間としていかに生きるかを考え、それを支える科学技術を開発し、それを経済活動につなげるという考え方で、新しいことに挑戦するのである。この方が社会が安定し、結局は経済も伸びることになるはずだ。「経済→技術→人間」という流れでは、人間は権力の中で使われる素材になってしまう。 . . . 本文を読む
建物も工業製品のユニットということになり、どの街にいっても実用一点張り、規格品の建築物がならぶ。全国にあるコンビニには、売られている商品も同じなら、ディスプレイもまったく同じだ。それが消費者の安心なのだろうが、均質の安心で、そこには個性はまったくない。 . . . 本文を読む
利便性、物質、金銭に価値を置き、欲望をあおり、それを満足させることでの社会の活性化は、長期的視野を欠き未来を危うくする。自然を生かして暮らすと、時間的なつながりと空間的広がりが重要になり、想像力が不可欠となる。食べものであれば、今おいしものを食べるということだけでなく、長期の食糧供給を考えることになる。 . . . 本文を読む
7月末の新日鉄、住友金属工業、神戸製鋼所の合計時価総額は10兆9千億円に達した。しかし、その後の株価下落で24日現在の住金と神戸鋼を合わせた時価総額は6兆1千億円まで減ってしまった。一方のアルセロール・ミタルは株価がなお上昇基調で、時価総額は10兆5千億円になっている。3社まとめて買収しようという話が出てきても、おかしくないのである。 . . . 本文を読む
21世紀初頭、地球環境と人間の心という形で暗さが見えてきた。この二つはそれぞれ「外の自然と」と「内の自然」の崩壊なのであり、生命の危機という共通の側面を持っている。しかも、危機をもたらしている原因は、過度に利便性と金銭にこだわり、欲望を満たすことを幸せと位置づけた価値観であり、現代科学技術文明と金融市場原理を絶対とする資本主義がこれを支えている。 . . . 本文を読む
人類が直面しつつある、より深刻な資源問題はすでにこのコラムでも触れたが、淡水の不足だ。宗教ではイスラムの台頭を多くの人が実感している。テロの拡散、欧米社会とのあつれきなど負の側面もあるが、石油の価格上昇でサウジアラビアなどイスラムの中東産油国は経済力を高め、政府系ファンドなどを通じ、世界経済への影響力を急拡大しつつある。 . . . 本文を読む
農村地域に根を下ろして自然とともに生きる。それが当たり前になるのには数十年が必要だろう。しかし、それが人類存続の鍵かもしれない。少なくとも、あと五十億年地球は存続する。私たちの無思慮な生き方で人類が滅亡してしまうのは地球に対して申し訳ないではないか。 . . . 本文を読む
朝鮮戦争は金日成がスターリンに繰り返し懇請し、十分な武力の供給を得たうえで開始したものであった。満州事変は、関東軍の作戦参謀、石原莞爾が半年前に「謀略により機会を作製し、軍部主導となり国家を強引す」と起案した通りに実行したものである。 . . . 本文を読む
科学に関心を持ち続け理解しようという意欲を持った人間を育てるため、各地に設置されている科学館・博物館・天文台・プラネタリウム・水族館・植物園などを有効にいかすことを提案したい。それらをネットワークで結びつけ、居ながらにして各地の施設を楽しめるようにするのだ。学校教育にもそれらの施設を訪れる時間をもっと組み込むことである。 . . . 本文を読む
「どこかの店で食事したりするとき、期待値ってあるじゃないですか。期待値通りならお客さんは満足するでしょうが、それ以上のサービスを受けたらどうなると思います」。私が答えに詰まると、「感動するんです」と教えてくれた。続けて「期待値をもっと、もっと上回るとどうなると思います」と笑みを浮かべながら尋ねてきた。 . . . 本文を読む
喧嘩が永びくと絹市も立たねえ、市が立たなきゃ賭場も立たねえ、折角の縄張りが台無しになる、そこでちょっと手を打つ……早い話が、仲直りして、もっとでかい喧嘩の種を育てるんだ……おい、わかったか……博奕打の仲直りぐれえ物騒なものはねえんだぜ…… . . . 本文を読む








