★仏様の指・アーカイブ . . . 本文を読む
健康であるにこしたことはありませんが、病気になったことによって、また一つの世界の人と知り合うことができた思えば、嫌なことばかりではないと言えます。人生に無駄はないと思うことにしました。 . . . 本文を読む
山本周五郎の小説の登場人物を見ると、見るたびにびっくりさせられる。そんな見方があったのか、そんな男の生き方があったのか、そんな女のひとがいたのか、と感嘆させられ、脱帽させられる。 . . . 本文を読む
盤珪のすばらしいところは、その法座(ほうざ)が明るいことである。まったくの「陽」である。陰気なところはまるでない。もし彼の法語に聴衆の反応を入れたとすれば、いたるところに(爆笑)(大笑)(哄笑)という語が入ったことだろう。 . . . 本文を読む
明治のころ、日本の仏教界には大きな嵐が吹きあれている。神仏分離(しんぶつぶんり)という国の方針がうち出され、それにつづいて廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)という運動が全国にまきおこされた。いまからは想像もつかないことだが、各地で寺や仏像を打ちこわし、僧侶を追放したりする動きが山火事のようにひろがったのである。 . . . 本文を読む
カチンの森事件とは、1940年にソ連が、占領中のポーランドから移送したポーランド軍将校や上級官吏、学者、ジャーナリスト、聖職者といったインテリ階層など4千4百名を、スモレンスク郊外にあるカチンの森で銃殺した事件です。大きな穴の前に冬用の軍服を着た将校達を一人ずつ立たせ、後頭部から額に向けてピストルを打ち穴に転がり落とす、という残忍な手法でした。 . . . 本文を読む