電脳筆写『 心超臨界 』

行動は人を作りもし壊しもする
人は自らの行為が生み出したものなのだ
( ヴィクトル・ユーゴー )

日本史 昭和編 《 大局観の欠如ゆえの軍部のゴリ押し――渡部昇一 》

2023-11-30 | 04-歴史・文化・社会
上原らの陸軍軍人たちも、朝鮮半島の状況とロシア軍の強化を誠実に心配していた。居ても立ってもおれぬほど憂慮していた。海軍も、ドレッドノート革命後のすさまじいアメリカ海軍の増強を誠実に心配していた。これに対応するために新鋭戦艦は起工されたものの、相次ぐ政変のために中途半端のままに、造船所にあった。こんな状況を放っておくわけにはいかない、と考えるのも無理はない。建造継続の約束をしてくれるのでなければ、海軍大臣は引き受けない、というのも愛国の情であった。 . . . 本文を読む

論語 《 葉公、孔子に語りて曰く、吾が党に直躬なる者あり 》

2023-11-30 | 03-自己・信念・努力
葉公(しょうこう)、孔子に語りて曰く、吾が党に直躬(ちょくきゅう)なる者あり、其の父、羊を攘(ぬす)む。而して子、これを証せり。孔子曰く、吾党の直き者は是に異なり。父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。直きこと其の中にあり。 . . . 本文を読む

論語 《 孔子曰く、益する者に三友あり、損する者に三友あり 》

2023-11-30 | 03-自己・信念・努力
孔子曰く、益する者に三友あり、損する者に三友あり。直きを友とし、諒(まこと)あるを友とし、多聞を友とするは益なり。便辟(べんぺき)を友とし、善柔を友とし、便佞(べんねい)を友とするは損なり。 . . . 本文を読む

現在、国際的な反原発運動の中核を担っているのがグリーンピースである――菅沼光弘

2023-11-29 | 05-真相・背景・経緯
原発推進と反(脱)原発運動。それは鳥の目で俯瞰してみれば、ロスチャイルドとロックフェラー、欧州とアメリカの代理戦争という側面も浮き上がってくるのである。 . . . 本文を読む

日本史 昭和編 《 “ド級艦革命”が生んだ清浦「流産」内閣――渡部昇一 》

2023-11-29 | 04-歴史・文化・社会
元老会議は井上馨が病気のため、山縣有朋、松方正義、大山巌の3名によって開かれ、貴族院議長であった徳川家達(いえさと)が推薦されたが辞退し、枢密顧問官で同院副議長であった清浦圭吾(きようらけいご)に大命が降下した。清浦は軍人であったこともなく、公卿(くぎょう)でもなく、元勲でもない。明治初年、埼玉県の小学校長を経て県庁に入り、山縣有朋の信任を得て、その系統の代表的な官僚となった人である。 . . . 本文を読む

論語 《 孔子曰く、禄の公室を去ること五世なり 》

2023-11-29 | 03-自己・信念・努力
孔子曰く、禄(ろく)の公室を去ること五世なり。政、大夫に逮(およ)ぶこと四世なり。故に夫の三桓の子孫微なり。 . . . 本文を読む

論語 《 子曰く、巍巍たるかな 》

2023-11-28 | 03-自己・信念・努力
子曰く、巍巍(ぎぎ)たるかな、舜(しゅん)、禹(う)の天下を有(たも)つや、而してこれに与からず。 . . . 本文を読む

日本史 昭和編 《 「爆弾」を抱えていた大正デモクラシー――渡部昇一 》

2023-11-28 | 04-歴史・文化・社会
上原陸相事件は明治憲法の欠陥を、はしなくも暴露した事件であり、それが修復されたのは、議員たちの護憲運動と、山本権兵衛首相の英断と、原敬らの説得力と、木越安綱の滅私奉公の精神によるものであった。そして、この山本内閣の決断が、大正デモクラシーという、戦前の短い民主主義的政党政治の時代の幕を切って落とすことになった。昭和5年(1930)、統帥権干犯問題が起こるまで、日本の政治家たちは、まがりなりにも軍部の暴走を抑えることができていたのである。 . . . 本文を読む

論語 《 孔子曰く、天下に道あれば、礼楽征伐。天子より出づ 》

2023-11-28 | 03-自己・信念・努力
孔子曰く、天下に道あれば、礼楽(れいがく)征伐。天子より出づ。天下に道なければ、礼楽征伐。諸侯より出づ。諸侯より出づれば、蓋(けだ)し十世にして失わざること希(まれ)なり。大夫より出づれば、五世にして失わざること希なり。陪臣国命を執れば、三世にして失わざること希なり。天下に道あれば、政、大夫にあらず。天下に道あれば、庶人議せず。 . . . 本文を読む

(2) 口呼吸が免疫病を助長する――西原克成

2023-11-27 | 09-生物・生命・自然
哺乳(ほにゅう)動物は皆口で呼吸ができません。ところが、いまの多くの日本人は鼻ではなく口で呼吸しています。 . . . 本文を読む

(1) 「スポック博士の育児書」を否定する――西原克成

2023-11-27 | 09-生物・生命・自然
「スポック博士の育児書」は、本家アメリカでは、奇しくも日本の母子手帳に導入された昭和55年頃に起こった乳児ポツリヌス菌症事件以来、完璧に否定されているのです。 . . . 本文を読む

日本史 昭和編 《 歴史から忘れられた木越の功績――渡部昇一 》

2023-11-27 | 04-歴史・文化・社会
木越に辛かったのは陸軍だけでない。後世のひとがまず参考にする人名事典や百科事典の扱いも、彼が山本内閣の憲政の確立のために尽した功績に言及しているものは、あまり見当らないのである。戦前の代表的百科事典(平凡社『大百科事典』昭和7年)には「……山本内閣に留任したが、単独辞職し、また大将にならずに陸軍を去った」とあり、何だか勝手に大臣を辞めただけの男みたいであって、その理由は、この記述からではまったくわからない。 . . . 本文を読む

論語 《 李氏、将に顓臾を伐たんとす 》

2023-11-27 | 03-自己・信念・努力
李氏(りし)、将に顓臾(せんゆ)を伐たんとす。冉有(せんゆう)、李路(きろ)、孔子に見(まみ)えて曰く、李氏、将に顓臾に事あらんとす。孔子曰く、求(きゅう)や、乃ち爾(なんじ)は是れ過(あやま)てることなきか。夫れ顓臾は、むかし先王、以て東蒙(とうもう)の主となせり。且つ邦城の中にあり。是れ社稷の臣なり。何ぞ伐つを以て為さん。…… . . . 本文を読む

日本史 昭和編 《 「大勇の人」木越安綱――渡部昇一 》

2023-11-26 | 04-歴史・文化・社会
このようなものが陸軍の総意であったから、陸軍大臣がそれに同調すれば、山本内閣が西園寺内閣と同じ型の瓦解を繰り返すことは、火を睹(み)るよりも明らかであった。この時に一身の栄達を犠牲にして、憲政の運用を可能にしたのは陸軍大臣木越安綱(きごしやすつな)中将である。 . . . 本文を読む

自助論 《 天才を育てた「早朝の2時間」――サミュエル・スマイルズ 》

2023-11-26 | 03-自己・信念・努力
ビュフォンは、時間というものを限りある貴重な財産だと考えていたが、そのくせ早起きができずに大切な時間をムダにしていた。彼はこの寝坊の悪習を断ち切ろうと決意して早起きを試みるが、決めた時間にはなかなか目が覚めない。そこで召使いのジョゼフに手助けを求め、朝6時前に起こしてくれたら、その都度銀貨を一枚ずつほうびにやろうと約束した。 . . . 本文を読む