今の日本人は、望むだけの食品と量の確保に全く問題が無いと思っているのではないか。しかし世界を冷静に眺めてみると、実体はかなり厳しいことがわかる。 . . . 本文を読む
雪は降りながら全てを包み込みます。音さえも。その時のあまりの静けさが、それと気付かせてくれるのです。家も、木も、草も、やわらかい雪の下にうまった一面の銀世界は本当に美しいものです。その柔らかさ、美しさ、静けさが、絵本に描かれています。 . . . 本文を読む
自然が自然のままであったなら、なにもドラマは生まれません。環境保護を訴えるとき、必ずといっていいほどに、破壊されたあるいは破壊されつつある自然が登場します。現実を直視し、その反省をもとに環境保護を呼びかけようというものです。実はこのシナリオが、朝日新聞のカメラマンのような「やらせ」を引き起こす誘惑となることに気づいている人たちは、あまり多くありません。 . . . 本文を読む
豆腐やいもを通さなければ見えないものもあり、一人の貧困者が、いささか並はずれた生の欲求のゆえに、いものうたをうたったと思っていただいてもいい。実際、私はいもの皮も人参の皮も棄てずに野菜のストックをつくるのだが、一個のいものなかに料理のすべてがあるというのが、行きついた感想である。 . . . 本文を読む
幼稚園のいもほり遠足が雨で一週間延期になりました。大憤慨の子どもたちに先生はこう言います。「大丈夫、おいもは一つ寝るとむくっと大きくなって、二つ寝るとむくっ、むくっと大きくなって……七つ寝るといっぱい大きくなって待っていてくれる」。
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柿渋は千年以上の歴史を続けてきた日本人の宝である。見直され始めた今は、柿渋元年とも言える。改めて先人たちの柿渋利用法や製法をきちんと整理し、正しく知っておく必要がある。まだ十分にわかっていない柿渋の物理的、化学的特性を研究し、柿渋を総合的に解明することも望まれる。柿の実がなる秋の風景は、私たちの郷愁を誘う。しかし、柿渋の有用さがさらに認められれば、柿を風景としてみるだけでなく、資源として懸命に柿林を育てる時代がくるかもしれない。 . . . 本文を読む
ラニーニャは南米ペルー沖の海水温が低下することで知られる。やはり異常気象につながるとされる「エルニーニョ」と反対の状態になる現象で、東から西に吹く貿易風が強まり、熱帯アジア地域に暖水がたまって海水温が上がるため、対流活動が盛んになって積乱雲が活発になる。 . . . 本文を読む
中国・黄土高原の緑化に協力する鳥取大学乾燥地研究センターの山中典和・助教授は砂漠化の危険をこう強調する。小雨が降っただけで延安市内の川が濁流となり、洪水となったことを目撃したのだ。緑がなくなる砂漠化が進行すると土壌の保水力が著しく低下する。降った雨は一気に川に流れ込み、洪水をまねいた。雨量が少ない乾燥地は地球全体で60億㌶と陸地の4割を占めるが、その2割はすでに砂漠化している。残りの乾燥地も砂漠化の恐れがある。正確な観測データはないが、四国と九州を合わせた面積が毎年、砂漠化しているとの見方が強い。 . . . 本文を読む
日本の森林の約21%に当たる520万㌶で間伐などの手入れが行き届いていないという。森林全体の手入れを行き届かせるには、単純計算で年間118万人が必要になる。森林整備の人手不足に悩む環境省は、現在約85万人いるとされるニートの活用を検討し始めている。 . . . 本文を読む
日本人の食事に起こしたのは、米国人とは全く逆の方向の変化である。米国の畜産業者が国内で減少した消費量の穴を輸出で埋め合わせたいと思うのは当然のことで、日本はまさにそれを吸収するような変化を、構造的に食事に起こしていたのである。 . . . 本文を読む








