電脳筆写『 心超臨界 』

誠実な心が誠実な行動を生む
( ブリガム・ヤング )

縁尋機妙・多逢勝因――安岡正篤

2024-05-21 | 03-自己・信念・努力
「致知」2003年3月号の特集は、縁尋機妙。「縁尋機妙」は、安岡正篤師がよく口にされた言葉である。「よい縁がさらによい縁を尋ねていく仕方が実に機妙である」という意味である。また安岡師はこれと対句のように、「多逢勝因」という言葉もよく説かれた。「よい人に交わっていると、気づかないうちに、よい結果に恵まれる」ということである。「致知」編集発行人・藤尾秀昭さんは、縁尋機妙、多逢勝因は「致知」の歴史そのものだったと語られています。「致知」は、2003年10月で25周年を迎えることになります。 . . . 本文を読む

魏延の後頭部にある反骨は謀反を起こす骨相――諸葛孔明

2024-05-21 | 04-歴史・文化・社会
イチローに続いて二人目のシーズンに2百安打を、ヤクルトの青木宣親(のりちか)選手が達成した。彼の座右の銘は、「反骨心」だという。長い下積み時代にやめたくなるほど辛いことがあっても、この反骨心でここまできたと、と彼はいっている。「反骨」とは、権威や時流に反発し抵抗する気概をいうが、もとの意味はかなり違っていた。人相学・骨相学の用語だったのである。 . . . 本文を読む

すべてを感謝の心で受け直してゆく――ありがとうおじさん

2024-05-21 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
思いの中核にあるものは、言葉です。言葉によって、思いを支配することができるのです。すべては言葉通りに、思いの通りになるのです。言葉を選び、言葉を駆使することによって、自分の思いを自由自在に支配することができるのです。 . . . 本文を読む

有閑階級は「みせびらかしの消費」をする――ベブレン

2024-05-21 | 03-自己・信念・努力
何年かまえのことですが、三越百貨店がツアーを募集して、ベルサイユ宮殿まで連れていって、そこでルイ14世のころとおなじ晩さん会をやりました。そのツアーに参加した人びと、要するに有閑マダムですけれども、そういう人たちは「見せびらかしの消費」のとりこになっているとしかかんがえられませんね。 . . . 本文を読む

悟りとは大いなるうなずき―松原泰道禅師

2024-05-21 | 03-自己・信念・努力
香巌が、その竹の音で何を悟ったかは、彼にしかわかりません。大切なことは、常に求めつづけるということです。求めつづけていくことで、深いうなずき、感動、感激が得られるのです。現代人には、この感動、感激がない。感動や感激がないから、驚きもない。感動や驚きのないところに、いい芸術は生まれません。結局、そういう「耳」や「目」のはたらきが大切なのです。それは、「心の機能の開発」と言ってもいいでしょう。心の機能を開発することで、新しいものが見え、聞こえてくるのです。 . . . 本文を読む

肉体労働者が休息時間をふやすことができたら――フレデリック・テーラー

2024-05-21 | 05-真相・背景・経緯
フレデリック・テーラーは、銑鉄を貨車に積み込む作業で労働者がひとりにつき12トン半を割り当てられた場合、正午には疲れきってしまうことを知った。彼はあらゆる疲労の要素を科学的に研究した結果、労働者には1日12トン半ではなく、47トンの銑鉄積み込み作業を課すべきだと断言した。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「善玉」「悪玉」の呼称は見当違い――武田邦彦 》

2024-05-21 | 05-真相・背景・経緯
コレステロールには「必要なコレステロール」と「回収用のコレステロール」の2種類があるのです。しかしそのときに、またテレビは「コレステロールは血管の壁につくから悪いのだ」と間違ったことを言い出しました。そして、血管の壁についているコレステロールを引き剥がす回収用のコレステロールに「善玉コレステロール」と名前をつけたのです。対して、本当に必要なコレステロールのほうを「悪玉コレステロール」と呼び始めました。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 日本人にコレステロールの害はない――武田邦彦 》

2024-05-21 | 05-真相・背景・経緯
とにかく国によって生活の仕組みや人々の身体のつくり、食習慣によって流行る病気もまったく異なるということです。ところが「やっぱりコレステロール」がいけないのだ」ということが言われ続けるうちに、「みんなが言っているからそうなのだろう」という力が働くようになります。大衆社会というのは隣の人がやっていることをそうだと思う社会なので、いったん「コレステロールが悪い」ということがNHKあたりで放送されるとみんなが「コレステロールは悪いんだ」と思ってしまうのです。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 政界と業界をつなぐ「回転ドア」――堤未果 》

2024-05-21 | 05-真相・背景・経緯
「この国を動かしているのは大統領じゃない、ウォール街だ」なんて言うのは序の口で、「アメリカだけではなく世界を動かしている、自分たちは神なのだ」などと本気で豪語する人たちがうじゃうじゃいる業界です。そんな社員をずらりと揃えて空前の利益を出していた筆頭が、アメリカ最強の証券会社、ゴールドマン・サックスでした。この社名をよく覚えておいてくださいね。近い将来必ず、回転ドアを通って日本の政界の内側に入りこんでくるはずですから。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「国民皆保険」があったからワクチン製造が遅れた――渡邉哲也 》

2024-05-21 | 05-真相・背景・経緯
日本のワクチン製造が遅れた最大の理由は「国民皆保険」にある。医療制度がない国では、治験に参加すると限定的な保険がもらえることがある。1年や2年の経過観察期間内に保健医療が受けられる。そのため、貧困層から多数の応募があって速やかに研究が進むのだ。しかし、日本の場合は、国民皆保険であるがゆえに、自ら治験に参加しようとする人が少なく、開発が遅れたという皮肉な結果となってしまった。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 日米和親条約――誤訳のトリック/渡辺惣樹 》

2024-05-21 | 04-歴史・文化・社会
阿部正弘はペリーの背後に、武力行使してでも開国させろと主張する対日強硬意見のあることを知っています。林大学頭(はやしだいがくのかみ)も開国に強く反対する徳川斉昭(なりあき)らの勢力の動向をペリーにそれとなくインフォーマルに伝えたでしょうから、ペリーは正弘を脅かす攘夷過激派の存在を十分に理解したはずです。最終的な条文は、それぞれ内に抱える強硬派を納得させる内容でなくてはなりません。日本開国はペリーの絶対条件。国内秩序維持は正弘の絶対条件。この折り合いをつけたのが第十一条ではなかったかと私は考えています。 . . . 本文を読む

悪魔の思想 《 竹内好――中国の核実験に感動する異邦人(エトランゼ)/谷沢永一 》

2024-05-21 | 04-歴史・文化・社会
共産主義者、および共産政権の讃美者は、すくなくともわが国においての場合、思想の殉教者たろうなどとは夢にも思わず、自分たちだけが“進歩的”であると自任する優越感に酔い、ススンデイル己れたちに較べてオクレテイル国民を軽蔑する“反(そ)っくり返りの姿勢”を楽しみました。 . . . 本文を読む

歴史を裁く愚かさ 《 これが歴史だろうか――西尾幹二 》

2024-05-21 | 04-歴史・文化・社会
私に与えられた時間はわずか7、8分という短さなので、残念ながら駆け足になった。これまでの歴史教科書の欠点として、すでに私が再三書いてきたことではあるが、記者会見メモには、「(1)歴史教科書の執筆者が過去を現在の基準で切り捨てている。(2)歴史が抵抗と敵視の系譜としてのみ描かれている。(3)日本の成功の理由が説明されていない」という要点を述べておいた。 . . . 本文を読む

日本史 鎌倉編 《 「腐敗した文明」に対する反感と憧憬――渡部昇一 》

2024-05-21 | 04-歴史・文化・社会
鎌倉と京都をくらべると、鎌倉のほうを「質素・武朴(ぶぼく)」とか「剛健なる精神」と呼び、京都のほうを「京師脂粉(けいししふん)の気」とか「和歌・宴遊・安逸の習俗」と呼ぶのが通例である。普通に考えれば、前者のほうがよい意味であり、後者のほうが悪い意味であるが、その悪い意味の形容詞がついたほうが終局的には勝ち残るという形になっているのは、どうしたことであろうか。 . . . 本文を読む

日本史 古代編 《 漢詩に導入された「日本的感性」――渡部昇一 》

2024-05-21 | 04-歴史・文化・社会
和歌で磨かれた感受性がすでにある以上、漢詩に日本味が出るのは、名誉であれ、恥ではないのではなかろうか。日本人の教養として、漢学が圧倒的な時代の代表的学者大江匡房(おおえのまさふさ)ですら、和歌も上手なことを証明しないと尊敬されなかった。和歌を忘れて漢文ばかり作っておれば上手になるだろうが、日本人としては野卑と思われることになっていた。 . . . 本文を読む