§5-3 戦後の言論界を牛耳った「進歩的文化人」という名の敗戦利得者たち
◆「進歩的文化人」という名の国賊《 坂本義和——日本を経済的侵略国家と断定する詭弁家 》
50年以上まえの映像(イメージ)を現代にかぶせて見る坂本義和は、日本が途上国から、先方が希望し納得する価格で、鉄鉱石をはじめとする資源を買っている、という通常の商業行為が、どうにも理解できないんですね。途上国のほうこそ、先進国が資源を買ってくれなければ経済が成りたたないので、積極的に売りたいと願っているという現実も、これまた完全に視野の外です。彼には、適正価格による「購買」という概念がなく、それを「支配」というおどろおどろしい言葉にわざと言い換えます。なんとも、しつこい日本への憎しみですね。
『悪魔の思想』 「進歩的文化人」という名の国賊12人
( 谷沢永一、クレスト社 (1996/02)、p258 )
現代の魔女狩り裁判人・坂本義和(さかもとよしかず)への告発状
第11章 日本を経済的侵略国家と断定する詭弁家
坂本義和(さかもとよしかず)
昭和2年生まれ。東大卒。東大助教授、同教授、明治学院大教授を
歴任。現在東大名誉教授。ソ連に徹底して諂(へつら)う“曲学阿ソ”
の徒。
昭和2年生まれの坂本義和は、まだ若いので文化勲章には達してい
ませんが、吉野作造賞、毎日出版文化賞、石橋湛山賞などを受け「
進歩的文化人」としては最も成功したうちのひとりです。彼は日本
の国力が増進するのを憎むこと甚だしく、わが国がアジア諸国に経
済的繁栄をもたらしているのが癇(かん)に障(さわ)るものですから、
それを経済的侵略であると罵りました。また、日本が途上国から先
方の満足する値段で資源を購入している商行為を「支配」と称して
攻撃するのです。
11-7 購買を「支配」と呼ぶ妄想
帝国主義時代が今も続いていると妄想している坂本義和には、自由貿易という概念がどうしても理解することができません。
他の先進工業国と協調しつつ、資本や技術の優位を使って、途上国
の資源を支配下におこうとした。これは戦後、1973年前までの
方式である。
(『新版核時代の国際政治』「世界における日本の役割」)
50年以上まえの映像(イメージ)を現代にかぶせて見る坂本義和は、日本が途上国から、先方が希望し納得する価格で、鉄鉱石をはじめとする資源を買っている、という通常の商業行為が、どうにも理解できないんですね。途上国のほうこそ、先進国が資源を買ってくれなければ経済が成りたたないので、積極的に売りたいと願っているという現実も、これまた完全に視野の外です。彼には、適正価格による「購買」という概念がなく、それを「支配」というおどろおどろしい言葉にわざと言い換えます。なんとも、しつこい日本への憎しみですね。
そして1973年は昭和48年、つまり第一次石油ショックです。これが坂本義和にとっては嬉しかったんでしょうなあ。いっそ産油国がいつまでも石油の生産を削減しつづけるか、あるいは売らないことに決めていたら、坂本義和の歓喜はきわまったかもしれません。その結果は産油国のほうが収益を断たれて国が立ちゆかなくなる運命も、これまた考慮の外でしょう。
「1973年まで」と書いている筆致には、石油ショックで一時は困った先進国、とりわけわが国に対して、ざまあ見やがれ、という雄叫びが響いているようです。共産主義と対立している「先進工業国よ、くたばれ」という切なる思いがこめられていますね。
◆「進歩的文化人」という名の国賊《 坂本義和——日本を経済的侵略国家と断定する詭弁家 》
50年以上まえの映像(イメージ)を現代にかぶせて見る坂本義和は、日本が途上国から、先方が希望し納得する価格で、鉄鉱石をはじめとする資源を買っている、という通常の商業行為が、どうにも理解できないんですね。途上国のほうこそ、先進国が資源を買ってくれなければ経済が成りたたないので、積極的に売りたいと願っているという現実も、これまた完全に視野の外です。彼には、適正価格による「購買」という概念がなく、それを「支配」というおどろおどろしい言葉にわざと言い換えます。なんとも、しつこい日本への憎しみですね。
『悪魔の思想』 「進歩的文化人」という名の国賊12人
( 谷沢永一、クレスト社 (1996/02)、p258 )
現代の魔女狩り裁判人・坂本義和(さかもとよしかず)への告発状
第11章 日本を経済的侵略国家と断定する詭弁家
坂本義和(さかもとよしかず)
昭和2年生まれ。東大卒。東大助教授、同教授、明治学院大教授を
歴任。現在東大名誉教授。ソ連に徹底して諂(へつら)う“曲学阿ソ”
の徒。
昭和2年生まれの坂本義和は、まだ若いので文化勲章には達してい
ませんが、吉野作造賞、毎日出版文化賞、石橋湛山賞などを受け「
進歩的文化人」としては最も成功したうちのひとりです。彼は日本
の国力が増進するのを憎むこと甚だしく、わが国がアジア諸国に経
済的繁栄をもたらしているのが癇(かん)に障(さわ)るものですから、
それを経済的侵略であると罵りました。また、日本が途上国から先
方の満足する値段で資源を購入している商行為を「支配」と称して
攻撃するのです。
11-7 購買を「支配」と呼ぶ妄想
帝国主義時代が今も続いていると妄想している坂本義和には、自由貿易という概念がどうしても理解することができません。
他の先進工業国と協調しつつ、資本や技術の優位を使って、途上国
の資源を支配下におこうとした。これは戦後、1973年前までの
方式である。
(『新版核時代の国際政治』「世界における日本の役割」)
50年以上まえの映像(イメージ)を現代にかぶせて見る坂本義和は、日本が途上国から、先方が希望し納得する価格で、鉄鉱石をはじめとする資源を買っている、という通常の商業行為が、どうにも理解できないんですね。途上国のほうこそ、先進国が資源を買ってくれなければ経済が成りたたないので、積極的に売りたいと願っているという現実も、これまた完全に視野の外です。彼には、適正価格による「購買」という概念がなく、それを「支配」というおどろおどろしい言葉にわざと言い換えます。なんとも、しつこい日本への憎しみですね。
そして1973年は昭和48年、つまり第一次石油ショックです。これが坂本義和にとっては嬉しかったんでしょうなあ。いっそ産油国がいつまでも石油の生産を削減しつづけるか、あるいは売らないことに決めていたら、坂本義和の歓喜はきわまったかもしれません。その結果は産油国のほうが収益を断たれて国が立ちゆかなくなる運命も、これまた考慮の外でしょう。
「1973年まで」と書いている筆致には、石油ショックで一時は困った先進国、とりわけわが国に対して、ざまあ見やがれ、という雄叫びが響いているようです。共産主義と対立している「先進工業国よ、くたばれ」という切なる思いがこめられていますね。