電脳筆写『 心超臨界 』

あなたが犯す人生最大の過ちは
過ちを犯すことを常に恐れることである
( エルバート・ハッバード )

「下剋上」の産物――満州事変――渡部昇一教授

2015-12-30 | 04-歴史・文化・社会
柳条溝事件は、軍司令官の本庄繁(ほんじょうしげる)中将も知らないところで、関東軍の若い参謀将校たちが仕組んだものとされる。当時の満州の状況は、張学良が国民政府の国旗を掲げて反日・侮日運動を進めているのに反し、日本政府が幣原外交によって現地の実情に応じた対応をしなかったため、現地の参謀将校が自分たちの司令官にも知らせず、東京の参謀本部にも知らせず、いわんや政府首脳にも知らせずに、勝手に兵を動かしたものである。 . . . 本文を読む

平成27年-Q4 メルマガ『心超臨界』・アーカイブ

2015-12-26 | 12-読書記録
平成27年Q4のメルマガアーカイブです。 . . . 本文を読む

中国共産党官僚の最終目的は移民――三橋貴明さん/渡邉哲也さん

2015-12-22 | 04-歴史・文化・社会
【渡邉】 中国の富裕層といわれる人たちは基本的に客家(はっか)で、孫文(そんぶん)なんかが典型的ですし、台湾の蔡英文(さいえいぶん)なんかも客家。これらは流浪の民でもともと地域性を持たない。モンゴルじゃないけど移動する騎馬民族みたいな民ですから。 . . . 本文を読む

グローバリズムの終焉――三橋貴明さん/渡邉哲也さん

2015-12-21 | 08-経済・企業・リーダーシップ
いわゆるグローバリズムの終焉というのは最初サブプライム問題によってアメリカのグローバル金融機関が壊れていきましたよね。次にリーマンショックによって欧州のグローバル金融機関が壊れていきました。で、この2つとも、もともと東インド会社で植民地支配をしていた会社なんですね。 . . . 本文を読む

平成27年(2015)11月 名言との出会い

2015-12-20 | 10-名言との出会い
H27.11.30 愛を育み、芸術を創造し、音楽を作り、平和をもたらし、詩を書くために生きよ だれも知らないものを世の中にもたらし、その中に情熱を見いだせ ( ロバート・チュー ) Live to create love, art, music, peace and poetry. Bring to the world what no one else has and find passion . . . 本文を読む

世界史における古代日本の位置――西尾幹二教授

2015-12-18 | 04-歴史・文化・社会
周知のとおり、聖徳太子を摂政とする推古天皇朝(592―628年)のこの国は、内向きの姿勢をとらなかった。それまでの朝鮮外交から思い切って大陸外交へ切り替えたのも、外交官としての聖徳太子の国際的センスの表れだった。彼は隋による大陸の再統一を注意深く見守ったのちに、本格的な外交交渉を始めた。いうまでもなく、朝鮮を経由せずじかに大陸の文明を取り入れるためであった。一方で、大文明に自己を埋没させて、それと同一化してしまうような道は、なんとしても避けたかった。 . . . 本文を読む

天皇や朝幕関係について、きちんと説明しているか――三浦朱門さん

2015-12-17 | 04-歴史・文化・社会
さて、「我が国の文化と伝統の特色を広い視野に立って考えさせるとともに、我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てる」といった場合に、もう一つ絶対に欠かせないのだが、天皇の存在とその意味について、歴史の教科書で踏み込んで教えているかどうか、ということである。 . . . 本文を読む

満州の利権に接近するアメリカの意図――渡部昇一教授

2015-12-16 | 04-歴史・文化・社会
日露戦争直後の明治38年(1905)10月にアメリカの鉄道王エドワード・ハリマンが東京にやってきて、南満州鉄道経営に参加したいという意欲を示し、首相桂太郎を会見して、合意に達した。これについては三井の利益を代表していると言われた元老の井上馨も、財界の大御所渋沢栄一も賛成であった。しかし、外相小村寿太郎らは、戦場で得た利権を売り渡すようなことはできないと反対して、合意の覚書は破棄された。 . . . 本文を読む

政体を守るのか国体を守るのか――村田春樹さん

2015-12-15 | 04-歴史・文化・社会
三島先生は昭和45年3月、体験入隊の我々を前に「最後の一線は共産党との連立内閣の成立である。一人でも共産党員が閣僚に入った時、日本は終わる。その時は自衛隊はどんなことがあっても蹶起しなければならない」と語った。三島先生の危惧はほぼ現実となったが、自衛隊も右翼もその現実を何ごともなかったかのように受容したのである。 . . . 本文を読む

菅直人官邸の原発情報操作――阿比留瑠比さん

2015-12-14 | 04-歴史・文化・社会
当時の東電は官邸に「指示なく勝手なことはするな」と厳命されていた。判決が菅氏に「海水注入を中断させかねない振る舞いがあった」と指摘したように、当時の吉田昌郎所長が菅氏の意をくんだ東電本店の指示に逆らい、独断で注水を続けていなければ、事故はさらに深刻な局面を迎えていたかもしれない。 . . . 本文を読む

人民元国際化の「脅威」と戦え――西尾幹二教授

2015-12-10 | 04-歴史・文化・社会
日本人はこの隣国の現実をよく見ている。にもかかわらず、まことに不思議でならないのだが、欧米各国はにわかに人民元の国際化を後押しし始めた。中国経済の崩壊が秒読み段階にあるとさえ言われる時期にあえて合わせるかのごとく、国際通貨基金(IMF)が人民元を同基金の準備資産「特別引き出し権」(SDR)に加えることを正式に決めた。 . . . 本文を読む

日本の東洋史学者と西洋史学者への疑問――西尾幹二教授

2015-12-04 | 04-歴史・文化・社会
しかも西洋史学会、東洋史学会、国史学会は互いに背中を向け合って、垣根を高くし自己を守り合っており、三者三すくみ状態で、偏狭な事態をますます偏狭かつ自閉的にしているのが実態です。加えて各学会は古代、中世、近世、近現代というふうにさらに時代を区分し、分科会風の自閉集団をつくり、他の分科会のことは互いに専門ではないので知らぬ存ぜぬの一点張りで、それが「学問的誠実」だと盲信している。 . . . 本文を読む