『五蠹』の中の最後の一行に「仁義の人は孔子一人」と言っているのが意味深長である。孔子を否定するわけではない。道徳の存在を否定するわけではない。しかし、それを現実に身をもって実行しているのは、じつは一人であって、弟子たちですら実態からほど遠い。であるとすると、ひたすらそのような偶然の善を期待して、王道にだけ政治の道を期待するのは危険であり、むしろ邪道である、政治と道徳は別である。おそらく韓非子はそう言いたかったのであろう。 . . . 本文を読む
本書が出版される頃には新たな「安全保障体制」をめぐる国会審議が一定の結論を出しているだろう。(中略)自衛隊が活動する範囲、集団的自衛権発動の要件等々、論点は少なくない。しかも、政府は他国領域での武力行使の可能性として「ホルムズ海峡での機雷除去」を例示している。それにしても野党議員は「大臣の失言」狙いの「揚げ足取り」の質問ばかりである。1960年の安保国会以来の古い手などそろそろ止めたらどうかと思う。 . . . 本文を読む
今年のノーベル賞を2人の日本人が受賞した。医学・生理学賞の大村智さんと物理学賞の梶田隆章さんである。大村さんは、父親が山梨で農業の仕事に携わっており、幼少期より自然にふれ農業を手伝っていたという。一方、梶田さんは子供の頃から本が好きで、親がわざわざ外へ遊びに出しても、また家に戻ってきて本を読んでいたといったエピソードが語られていた。格別に学校の勉学ができたわけではなかったようである。 . . . 本文を読む
筆者も昨年10月27日の本欄で、基礎学軽視の趨勢(すうせい)を憂慮する旨の意見を公表してゐる手前、その追論の形で一言現状打開への提言を述べておきたい。旧論で基礎学とは簡単に教養と言ひ換へてもよい旨を指摘しておいたが、この教養の軽視が今日の大学教育の大きな問題点である事は、既に十数年も前から識者達の深い憂慮の的であった。 . . . 本文を読む
それでは、IS運動に象徴される現在の中東・北アフリカでの混乱は中東地域のパラダイムを如何に変えていくのだろうか。欧州の場合は地域全体が冷戦前、ロシア革命前に戻ったと考えれば判り易い。他方、欧州のような長期の冷戦構造を経験していない中東でのパラダイム・チェンジは当然欧州とは異なるものとなるだろう。 . . . 本文を読む
大郭の住民は一方で斉王の重要な軍事力の基盤でもあった。城郭を築いて住民を管理するのは、いつでも彼らを軍兵として駆りだす用意を整える体制のためであり、権力基盤そのものの確立のためであった。城郭がなによりも外敵に対するものではなく、民の支配と軍編成のために設けられていたことが指摘され、強調されている。 . . . 本文を読む
二本足歩行をするようになって、はるかに複雑な動きをする大小の筋肉を正確に動かすため、おびただしい数の神経が動員されるようになった。こうした体中の筋肉を動かす神経の束が集まっているところが脳だ。とくに足には大腿筋という大きな筋肉がある。歩くことによって足の大きな筋肉が動けば神経組織を通じて大きな刺激が脳に届く。脳が刺激されれば活発に活動する。脳が活発に活動する状態を「若々しく脳が動いている」というのだ。 . . . 本文を読む
心が臨界質量を超えるメルマガ『心超臨界』
幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えるとき、世界は良い方向に動きだす。
臨界質量( 1、 2、 3)とは、世の中をよくしたいという同じ「思い」あるいは「目覚め」
を持つ人々の数がある閾値を超えるとき、その「思い」が実現するというものです。
一燈照隅 万燈照国
「真の平和を目指す、誇りある日本を取り戻したい」
そう願うあなたの心 . . . 本文を読む
翁長知事は「日米同盟は支持するが、沖縄の基地負担は過剰だから辺野古移設には反対」という。だが知事はもう一つの移設問題である「那覇軍港の浦添移設」では、何と推進する側に立っているのだ。本土では知られていないが、那覇軍港の浦添移設によって埋め立てられる面積は約300ヘクタール。辺野古で予定される埋め立て面積160ヘクタールの2倍近くに上る。 . . . 本文を読む
幡(はた)が風になびいていた。これを見て二人の僧が言い争った。「あれは幡が動いているのだ」。もう一人の僧は首を横に振った。「いや風が動いているのだ」。そこへ禅の六祖慧能が通りかかってこの話を聞いた。こういった。「幡が動いているのでも、風が動いているのでもない」。 . . . 本文を読む
足立氏は、比較の材料を明清以降の中国と、江戸時代の日本とを引き合いに出し、村落共同体の対比を通じて、社会の基底部を対照的に明らかにする方法から踏み出している。研究が古代にさかのぼることができないのは、材料の性格上、おそらくやむをえまい。日本のムラ社会の資料は、江戸時代から近年の高度成長期に至るまで、かなり手広く保存されている。 . . . 本文を読む








