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読書感想「彼女がその名を知らない鳥たち」沼田まほかる

2018年11月27日 09時22分50秒 | 乱読本感想
幻冬舎 2009年10月

★4

バカな話から。
書店に行った時、”北村匠海”くんのポスターが目にとまった。
『あらっ!かわいい!!』
見れば、カバーにも彼の顔。
彼の顔が付いた本を買おう!と、なぜか思った。
幻冬舎文庫はけっこう読むので、読んでない本を探した。
「彼女がその名を知らない鳥たち」
今年の日本アカデミー賞授賞式をちょこっと観ていた時に、小耳にはさんだタイトルがあった。
内容は全く知らなかったが、ノリで買ってきた。
読み始めて、あぁ~失敗だった。
私のあまり好きではない男と女のぐちゃぐちゃ面倒くさい恋愛話だ。
おまけに、描かれる男はロクなもんじゃない。
それ以上にグチグチと男のモンクを言う女がクズすぎる。
でも、グイグイ惹き付けられてしまう。
彼らの行動から目が離せない。
得体のしれない何かがある。
最後に分かった”事”がその得体のしれない何かだったのかもしれない。
”愛”なのだろうが、”狂気”でもある。
登場人物のほとんどがクズすぎてムカつくし、読後感が良かったとは言えないけれど、インパクトはあったなぁ~
そしてこれは恋愛小説だと思って読んでいたが、ミステリーでもあったのだと、後で気が付いた。
映画のキャストは蒼井優さんしか知らなかったが、読後に調べた。
すごいなぁ~このキャストは納得だわ。
でも、この物語を映画で観るのはキツイなと思う。


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コメント
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