途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

「ST警視庁科学特捜班」感想

2016年12月09日 09時50分00秒 | 乱読本感想
「ST警視庁科学特捜班」
今野 敏
講談社2001 

2014年05月31日 13:49
★4
今野敏と言えば、私は『隠蔽捜査』の竜崎伸也を熱愛しておりますが、この度、我が娘の愛する藤原竜也君主演のドラマが始まるとか、それが今野さんの作品だとか。
書店で見かけて、買おうとしたら・・・おやまぁ~の10冊!
とりあえず5冊だけ買ってきた。

ひとことで言って『大人の戦隊ヒーロー物語』
科学捜査研究所(科捜研)に新設された「科学特捜班」が事件を解決していくってお話。
班のメンバー5人の名前には色が「赤」「青」「黒」「山吹(黄)」「翠(緑)」と付いていて、思わず「ゴレンジャーかい!」
でもって、特殊能力的なものを持っているって。
『隠蔽捜査』竜崎伸也しか知らなかったので軽さにちょっとびっくりした。
とは言え、今野作品、知識の裏付けとかがハンパないので、薄っぺらさはない。
大人がちゃんと楽しめた。
これからの9冊が楽しみだわ。
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「ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人」 感想

2016年12月09日 09時48分30秒 | 乱読本感想
「ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人」
今野 敏
講談社 2002年9月13日

2014年06月03日 12:06
★3
STシリーズ2作目の文庫。
メンバー5人の紹介がウザイ!
もう知ってる!って。
間違って2作目から読みだした人の為なのか!?
だから出だしのテンポがいまいち。
1作目のワールドワイドな感じもなくて、普通に警察ものに落ち着いたような・・・
とはいえ、ゴレンジャーたちの個性、能力が今回もしっかり生かされたストーリー。
軽くコミックを読んでいるような感じもあるけれど、各所で披露される知識はやっぱり広くて深い。
さすが!
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「ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ」感想

2016年12月09日 09時47分36秒 | 乱読本感想
「ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ」
今野敏
講談社 2004年1月15日

2014年06月09日 18:50
★3
ゴレンジャーの皆さんと百合根キャップ、菊川警部補はコンスタントに仕事してらっしゃいますね~
舞台はロシア。
軽~~く読めちゃいますが、その中で披露される今野さんの知識の広さったら。
軽く読みつつも勉強させてもらってます。

この回で個人的にツボだったのは黒崎くんがやっていた美作竹上流。
地元なもので・・・これは実際には無い流派ね。
でも、竹内流っていう古武道の流派は本当に存在してる。
数ある古武道の流派の中から竹内流ならぬ竹上流を選んでくれてありがとう。
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「ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル」感想

2016年12月09日 09時45分08秒 | 乱読本感想
「ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル」
今野敏
講談社 2006年5月15日

2014年06月17日 13:14
★3
これからはST5人の各色が冠されたシリーズになるそうで、『青の調査ファイル』
青山くんのストーリーからね。

オカルトチックに始まるが、最後はちゃんと謎解きされて・・・いや、殺人事件の真相は解明されるが、STの5人はやっぱりちょっとオカルトチックかも。

このシリーズは軽い。
多岐にわたる専門的な分野の話を網羅してあるのに軽く読めるのは今野さんの上手さだよね~、やはり。
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「ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル」感想

2016年12月09日 09時42分17秒 | 乱読本感想
「ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル」
今野敏
講談社 2006年8月11日

2014年06月20日 20:52
★5
STシリーズ、各メンバーのカラーシリーズになってから、初めて『わぁ~面白いじゃん』と思った。
1冊の完成度が高い!
このSTシリーズの各1冊1冊はなんとなくだらだらと続くストーリーの中の1冊的な位置づけで読んでいたけれど、これは1冊でちゃんと存在感のある作品になっている。

医療ミスを問うなかで大学病院の構造の問題点を描きだし、その中の人たちを描き出す。
また、STのメンバー、捜査員の「人」を描きつつ、「赤」の赤城左門の過去を明らかにする。

今回、この回が今までと違ってなぜにこんなに面白いんだろうと考えた時に、いろいろ理由はあるだろうけれど、私は「人」が丁寧に描かれているから面白いんだろうなと思った。
端役の「人」までも「人」としていろいろな表情を持っていて奥深い。
今野敏という人、「人」を描くのが上手いなぁ~と改めて思った。
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「かあちゃん」感想

2016年12月09日 09時40分36秒 | 乱読本感想
「かあちゃん」
重松 清
講談社 2012年4月13日

2014年06月22日 20:14
★5
「かあちゃん」という題名なのでお母さんの話しだと思って読んだら・・・あれ~微妙に違うかも~、と。
もちろん、いろいろなお母さんが描かれてはいたが。

文庫なので、最後に解説。
ではなく、重松さんの「文庫版のためのあとがき」がありまして、それによるとテーマは「ゆるす/ゆるされる」「ゆるさない/ゆるされない」だとか。
納得。

中学生のいじめ。
自殺未遂。
その関係者・・・いじめられた子、いじめた子、加担した子、見ていた子、先生、その家族。
そのみんなにいろいろなお母さん。
子供たちもお母さんも、悩んで考えて、それぞれが出す答え、生き方。

そして、この物語の最初と最後に登場するヒロシの「かあちゃん」
いじめで傷ついた母と子の気持ちを動かした「かあちゃん」の生き方は・・・贖罪の為に幸せを拒否して生きること。
ちょっと特殊な設定だと思うけれど、重松さんが描くらしい優しくて健気なお母さんがそこに居た。

この物語に描かれた大勢のお母さん、ところどころに亡くなった私の母も居るようで、懐かしく母を思い出した。
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「ST 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル」感想

2016年12月09日 09時38分03秒 | 乱読本感想
「ST 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル」
今野敏
講談社 2006年11月15日

2014年06月30日 15:33
★3
今回の主役は黄で山吹さん。
山吹さんのもう一つの職業である「宗教」がテーマのようで。

新興宗教と昔ながらの宗教が解りやすく説明されていたように思う。
そして、犯人を捜す警察の話と言うより、犯罪に至る人の心理解説と言った感もあった。
現在の山吹才蔵を形成した過去も明らかにされた。
ハラハラドキドキではない、僧侶山吹才蔵が主役らしい静謐なストーリーだった。
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「ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル」感想

2016年12月09日 09時36分40秒 | 乱読本感想
「ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル」
今野敏
講談社 2007年2月15日

2014年07月08日 10:34
★4
ST、唯一の女性、翠のストーリー。

この回、なにげにツボ。
翠の回ではあるけれど、菊川と青山がクラシックのファンだったってことが判明。
おっさんのくせに菊川警部補がクラシック!?
すぐに退屈する青山くんがクラシック!?
おかげで翠の回なのに2人ともよく働いてた。

STファミリーが和気藹々と話をしているシーンも微笑ましい。

そして、私は、『これは恋かもしれない』と思ったんだけど、翠と指揮者の辛島、そして菊川のおっさんの気持ちは・・・如何に。
進展するのか!?フェイドアウトするのか、今野さんの気持ち次第ってとこ?
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「ST 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル」

2016年12月09日 09時36分01秒 | 乱読本感想
「ST 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル」
今野敏
講談社 2007年5月15日

2014年07月14日 17:49
★4
これでSTのカラーシリーズは終了。
8冊読むのは、読みやすかったけれどきつかったなぁ~
とりあえずドラマが始まる前に読み終わって良かった。

今回は黒の黒崎さん。
連続火災事件に絡む中国マフィアの抗争やらワンクリック詐欺に引っかかって復讐を企む演劇兄さんたち。
プロの悪とお気楽な素人さんの悪、けっこう賑やかな回である。
で、そのどちらにも関係するのが黒崎勇治。
彼だけは相変わらず物静かで、そして相変わらず強い。
小気味いいほど強い。
でも、今回の彼、なにげにユーモラスでもある。
彼とは全く異質な演劇兄さんたちとの絡みを想像したらニタニタとしてしまう。

さあ、ドラマではどんなSTファミリーがみえるかな、楽しみだわ。
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「幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉」感想

2016年12月09日 09時33分19秒 | 乱読本感想
「幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉」
天童 荒太
新潮社2004 

2014年07月23日 10:35
★4
第1部を読みながらドラマを観ていて、ちょうどドラマの1話2話に相当するあたり。。
ドラマも原作も、同じトーンで複雑でやりきれない社会を描いている。
この回、登場人物それぞれが闇を抱え、多くの波乱を含ませていく。
嵐の前のザワザワ。
不穏な流れになりそうな予感がして、その流れを見とどけたい気持ちでいっぱいになる。
起承転結の起としては上出来!
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