噂には聞いていたけれど、ソン・ジュンギいいわぁ~
演技上手いわぁ~と言ってしまったら身も蓋もないので、ここはオオカミ少年、チョルスくんのピュアな眼差しが素敵で胸キュンだわぁ~と。
彼の存在が本当はどんな存在なのか、人間なのか、オオカミの血を受け継ぐものなのか、異形のものなのか・・・ネタバレはしないようにして・・・何ものか分からない存在の彼が初めて出会った温かい人たち、スニ、スニのお母さん、妹、近所の子供たち。
野良犬が拾われて、受け入れられ、躾けられるように、スニやお母さんに生きるすべを教えられていく。
私は野良犬を実際に育てたことがあるんだけど、その過程とチョルスが馴染んでいく様子がまったく一緒で、警戒の眼差しを向けていたのに気を許して寝てしまうところとか、服従を教えられ『待て』を覚えるところとか、このへんは無垢な『犬』なのね、チョルスは。
無垢な犬のチョルスくんがもうむっちゃ可愛いの。
子供たちと遊ぶ丘の場面はただただ美しい。
スニは犬のチョルスを人間にすべく言葉を教え文字を教え・・・
チョルスが人間になっていけるかと思ったら、スニの為にオオカミにならなきゃいけない状況になって・・・
心はただスニを慕うだけのピュアな気持ちなんだけど・・・
あぁ~、ネタバレしそう・・・(しないから、みなさん観てくださいな)
いやぁ~ここからが、スニを思う気持ちが、オオカミ少年の涙が、泣ける。
そして、あの、夢のような一夜の場面が、もう、泣けて、泣けて、泣けて。
『待っていて』はチョルスにとってどんな意味があったのだろうかな?
ある人は残酷だと言うかもしれないな。
私はやっぱり希望だったと思う。
チョルスにとっては待っていれば会えるという単純な幸せ。
その幸せな瞬間がチョルスに訪れたのだと、信じよう。
信じたい。
それにしても、ソン・ジュンギは観る度にステップアップしている感じ。
「根の深い木」のイ・ド役でも、出番は少なかったのに印象的だったし、「トリプル」の可愛いだけのお兄ちゃんなんかからいえば格段に存在感が増している。
除隊後が楽しみな人だわ~
ここから本題からずれたお話。
チョルスくんがまだ野良犬のような時の顔が、なんでかジヨンなんですよね~
別にジヨンに恋焦がれている訳でもないのにソン・ジュンギの顔に見えないのよね。
それから、スニ役の女優さん、パク・ボヨン、初めて観る女優さんだったけれど、井上真央ちゃんにそっくりなので親近感があったわ。
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