全63話、長かったなぁ~、だけど、興味深く観えた。
何しろ舞台が済州島。
韓国ドラマを観ているとやたら登場し、私の好きな頃のヒョンジュンくんとも切っても切れない仲(?)の済州島。
主人公一家の住む家の後が小高い丘になっているんだけど、そこがサンチュのお別れ旅行で2人が馬に乗って散策していたあの丘に似ていて、時々、馬も見え隠れしているのがなんとも胸キュンで、最後は秋の場面で、ススキの穂が白く輝いて、あぁ~あの時と同じだ~切ないなぁ~、な~~~んて思ったりして・・・と、相変わらずサンチュ目線からの入り。
ドラマは済州島に住む大家族のお話。
大家族だからそのそれぞれにそれぞれの物語があり盛りだくさん、さすが韓国ドラマ。
まぁ、どろどろも記憶喪失もなくて、済州島の春から秋までの四季の美しさとそこに生きる人々の、いろいろあっても美しい人生を綴っている。
主軸は料理研究家のお母さん、キム・ミンジェ。
演じるのはキム・ヘスクさん、美人じゃないし、小太りだし、韓国人の価値観とはちょっと外れているんじゃないかと思われる人だけど、大女優さんね~
今まで観た中で、このミンジェお母さん役が一番似合ってる。
明るくてお節介でおっちょこちょいで頑張り屋、肝っ玉かあさんみたい(古すぎて若い人は知らないか)。
ミンジェお母さんから言って、子供や義父母、義兄弟の色々な生き方、愛の形が描かれるが、私にとって何故?と感じてしまったのが、義理の息子の同性愛の話。
別に同性愛を否定しないけれど、やたらそこに重きを置かれる感じがウザかった。
彼が同性愛者だと分かった時の家族それぞれの反応は興味深く物語として良く出来ていたと思うけれど、相手の家庭の事情までグダグダグダグダ、男同士のベタベタ、焼きもち。
描きかたなのか、ただ単に私がその俳優さんたちを嫌いだからなのか、とにかく気持ち悪く感じた。
そういうことが主題ならば勝手にやってくれなんだけど、「美しき人生」と言うからには、もっと丁寧に描くべき人が居るでしょ、お姑さんの生き方をもっと描くべきでしょ!ってね。
何人もよそに愛人と子供が居て、人生の終わりに自分のところに戻ってきた夫を仕方なしに受け入れ、そして見送る。
お姑さんの生き方、最終話の言葉こそ「美しき人生」でしょ、って思ったんだけどね~、私は。
同性愛、ウザすぎ!
良いところがたくさんあったドラマなのに、ウザい、キモいの印象が強すぎて、こんな感想になってしまった。
同じ同性愛でもジェウクの「アンティーク」ソヌは美しかったわ~
それにしても・・・毎回、最後に「こける」場面が出てきたのは、あれはどういう意味があったのかしら・・・誰か、教えて。
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