カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

王の菜園

2010-07-14 15:06:09 | Weblog
 メモです。。。

 *****

 歌誌『塔』2010年7月号に、

フランスに王の菜園いまも在り農の国ぞ仏蘭西の国は  澁谷久

という作品が掲載されていました。

【「王の菜園」とは?】

(以下、引用部分です)

(前略)

ヴェルサイユ宮殿に隣接する「王の菜園 Le Potager du Roi」はフランス革命よりも前から続く由緒ある菜園。その歴史は大変古く、今から320年以上も前の1680年代には王様を喜ばせるために遠い外国からも珍しい食材を持ってきて栽培していたそうです。

この「王の菜園」はその昔、ヴェルサイユ宮殿の台所を預かる、贅沢で広大な菜園だったのです。

その後もフランス革命を経てこの菜園は生き残り、現在は敷地内に国立高等造園学校ができ、今でも15人の庭師によりこの菜園は管理運営されています。園丁たちによる渾身の力作!!

菜園の正面には四角い野菜畑、その周囲にはさらに12の菜園が広がり、そこではりんご、梨など5000本の果樹のほか、高原植物やハーブなどが植えられ、季節ごとにその姿を変えています。

(後略)

http://item.rakuten.co.jp/kbwine/foo-aqm008/#foo-aqm008
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いづこにも

2010-07-13 21:57:52 | Weblog
いづこにも貧しき道がよこたはり神の遊びのごとく白梅  玉城徹


すごく好きな一首です。


心からお悔やみ申し上げます。
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最後の方でアコーディオンが

2010-07-12 17:09:29 | Weblog
 メモです。。。

 昨日の「N響アワー」で司会の西村朗さんが面白いことを言われていました。曰く、

ジム・ジャームッシュ監督の映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」のために作曲した音楽を武満さんは非常に気に入っていて、最終的にその音楽がボツになってしまった後、武満家の食卓では必ずその美しいメロディをBGMとして流すようになった。そのメロディというのが、《ファミリー・トゥリー》の最後の方でアコーディオンが長く奏するメロディなんです。。。云々。

 *****

Modesty M. Poloさんのブログ「mmpoloの日記」
2010年6月7日記事:「[音楽]武満徹の《系図(ファミリー・トゥリー)》という曲」より
http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20100607

(前略)

大原哲夫氏:池辺さんは、武満さんの曲で、お好きな曲は何なんですか。

池辺晋一郎氏:ある時期だと、《テクスチュアズ》とか、《アステリズム》かなぁ。もうちょっと後だと、《カトレーン》も、すごく好きだったし。それから、最後のほうだと、やっぱり愛着があるのは、《系図(ファミリー・トゥリー)》ですね。なぜかというと、《ファミリー・トゥリー》を初めて聴いたときに、あれっと思ったのは、その少し前に、僕が指揮して録音したジム・ジャームッシュの映画の音楽と同じだったんですよ。それは、ジムが使わなかったんですけどね。何て言ったっけ、タクシードライバーの話。

大原氏:幻の映画音楽となった『ナイト・オン・ザ・プラネット』ですね。

池辺氏:(前略)スタジオで、見事に書かれた武満さんのフル編成の大きなオーケストラの楽譜を見たときに、ジャームッシュはびびったんじゃないかと僕は思うんだけど、結果的にはそれをダビングしかけて、これじゃあ映像が負けちゃうと思ったみたいですね。で、全部外しちゃったんですよね。武満さん、怒ったみたいです、すごく。だけど、武満さん、怒ったけど見事にそれを《ファミリー・トゥリー》として復活させたわけですよ。

(後略)

 *****

 昨日届いたばかりの歌誌『塔』2010年7月号。今回、私の出した歌は、選者真中さんの選で何首かボツになって4首だけ掲載されていました。


アンパンはパスコが味良(うま)し わが携帯待受にいつでも娘は二歳

ゆふべ降つた雪踏みながら崖下の家から女が出て来るところ

許可なくば全ては進まず昨日から亀はやうやく橋の中程

車内から屁をすつかり追ひ出すため圓朝全集ブックカヴァーをぱたぱた振りぬ


 これ、実は張り込み中の刑事を主人公にした長い長い物語連作の一部なんですが、そう読めるでしょうか。。。?
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武満さん

2010-07-11 19:15:08 | Weblog
夕方本郷のお寺を出るとき、外はざんざか降りの雨の中。傘は持っていたけれども傘差してペダル漕ぐのは危なっかしいので、傘をサドルに引っ掛けて自転車ペダルを真剣に漕ぐことにしました。一路池袋へ。リブロ本店二階で『熱風』最新号を無事に入手。リブロの隣りの回転寿司屋大江戸で簡単に夕飯。ジュンク堂隣りのスタバであっさりとデザートタイム。帰宅すると歌誌『塔』2010年7月号がポストに届いていました。そして、番組表で確認すると今晩のNHK教育テレビ『N響アワー』は「武満徹と映画音楽」らしいです。いろいろと楽しみです。
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マクドナルド

2010-07-11 07:41:44 | Weblog
寝苦しくて何度も寝返りを打っていたのですが、いつの間にか眠れていた模様。明け方、マクドナルドが何軒も何軒も隣り合って並んでいる商店街にいる夢を見ていました。


今日はこれからお寺のお手伝いです。お昼の松尾さん司会のラヂオに宮部さんと京極さんがゲストで出られるようなので録音予約しました。
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前さんの「塚本さんを偲びて」

2010-07-10 21:26:20 | Weblog
短歌総合誌『歌壇』2005年10月号52頁。前登志夫「遥かなる人塚本さんを偲びて」より。



(前略)
驚いたのは、(古希の齢の塚本さんが)午前四時三十分とか五時二十分とかに家を出て、まだ暗い街を歩き、公園のベンチに坐って毎朝、十首の歌を作るのだと言われたことである。その夜の書斎で十首から自選して○印を付し、さらに翌日一番いいものに二重の○印を付けるという。
(後略)
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球の透視

2010-07-10 19:03:21 | Weblog
葛原妙子さんの歌集『原牛』(昭和35年刊)から引かせて頂きます。


美しき球の透視をゆめむべくあぢさゐの花あまた咲きたり  葛原妙子
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耳をすませば

2010-07-09 21:00:15 | Weblog
今晩は、映画『耳をすませば』が放送されるようで、楽しみです。


外はざんざか降り。先ほどから紙と鉛筆を持って、昔テレビで流れた『兼高かおる世界の旅』のテーマ曲(『八十日間世界一周』でないオリジナル曲)を楽器を使わずに譜面に起こすひとり遊びを始めたら、案外面白くてはまってしまいました。この曲、若かりし日の久石譲さんが作曲されたという記述を前になにかで見た記憶がたしかにあるのですが、その後そうした記述に出会いません。謎です。
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村松さんの『EARTH 』

2010-07-08 07:49:02 | Weblog
今朝見た夢は、村松崇継さん作曲の『EARTH』をリコーダーで吹いてコンクールを目指している私、というものでした。何遍も何遍もリコーダーを吹いてこの曲を練習するもので、夢のなかでは常に村松さんの『EARTH』が流れていました。


おかげで目覚めのとき、私の心は非常に休まっていました。音楽の力の凄さをあらためて感じた朝でした。
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笹さんのうた

2010-07-07 23:57:41 | Weblog
笹さんの歌集『念力家族』の帯の一首、

むかし野に帰した犬と再会す噛まれてもなお愛しいおまえ 笹公人

が妙に心にしみてならない今夜です。
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