短歌総合誌『歌壇』2005年10月号52頁。前登志夫「遥かなる人塚本さんを偲びて」より。
(前略)
驚いたのは、(古希の齢の塚本さんが)午前四時三十分とか五時二十分とかに家を出て、まだ暗い街を歩き、公園のベンチに坐って毎朝、十首の歌を作るのだと言われたことである。その夜の書斎で十首から自選して○印を付し、さらに翌日一番いいものに二重の○印を付けるという。
(後略)
(前略)
驚いたのは、(古希の齢の塚本さんが)午前四時三十分とか五時二十分とかに家を出て、まだ暗い街を歩き、公園のベンチに坐って毎朝、十首の歌を作るのだと言われたことである。その夜の書斎で十首から自選して○印を付し、さらに翌日一番いいものに二重の○印を付けるという。
(後略)