カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

横浜歌会

2009-11-02 20:31:10 | Weblog
昨日は、本当に久しぶりに塔の横浜歌会に出掛けて来ました。参加者は15名、内、詠草のみ参加1名。ということで、会場には14名が出席。

今回私が提出した詠草は次のとおり。


》追はれ来し蛾のとまりをる壁のまへ 鱗粉はつか浮かびかがやふ


》俯きてケータイを打つ親指はまるでひとりのたましひだつた


一首目について。結句の表記は「かがよふ」ではないか、とのご指摘。まったくそのとおりです。書き間違えでした。イメージの切り取り方が常套的で面白くないとのご意見も。


二首目。「ひとりのたましひ」について、なぜ「ひとつのたましひ」でないのか。とくべつな思いを詠った相聞歌ゆえ「ひとり」なのではないか、とのご意見を頂きました。じつはこれは、秋葉原で起きた痛ましい無差別殺傷事件を題材にした一首のつもりでした。相聞歌の読みは意外でした。

久しぶりの横浜歌会、すごく楽しかったです。ご参加のみなさま、お疲れ様でした。有難うございました。
コメント
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