カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

高安先生の祈り

2009-11-04 21:34:37 | Weblog
私は「しづかなる」とか「しづもり」とかいふ措辞が好きです。高安先生の「しづかなる」で始まる一首。


しづかなる光満ちくる我が庭のひともと樅の影の中に居り  高安國世(歌集『真実』所収)


上田三四二氏は、『現代の秀歌Ⅳ』(短歌研究社)のなかで、この一首についてつぎのやうに書かれてゐます。


しみじみとした歌である。祈りのような歌と言ってもよい。さながら浄福感にみち、浄福はうちにかすかな不安を畳んでいるように思われる。(後略)
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今宵の月

2009-11-04 20:04:58 | Weblog
マーラーは駅の戸口に佇みて少しく汚れてをりぬ月は
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memo

2009-11-04 14:11:49 | Weblog
memoです。。。

http://www.dpj.or.jp/special/koubo/index.html
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昨日、池袋で

2009-11-04 05:50:08 | Weblog
昨晩、池袋のシネマサンシャインで大作映画『沈まぬ太陽』を鑑賞しました。間に10分間の休憩が挟まれてゐる長さとは言へ、その長さをちつとも感じさせない傑作だと思ひました。上映前、ミラ・ジョヴォヴィッチ演ずるアメリカ合衆国アラスカ州ノームの精神科医の活躍を描いた映画『フォース・カインド(第四種接近)』の予告編が流れました。これは毎度毎度ワンパターンの、地球にやつて来た異星人に地球人が襲われるといふ話らしいです。民衆の恐怖心を煽ることを目的に製作されたアメリカハリウッド発ネガティブキャンペーン映画のひとつにちがひありません。『未知との遭遇』や『ET』のやうな映画をなぜ彼らはつくらないのでせうか。不思議です。
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