先頃の川上未映子さんの芥川賞受賞小説のタイトルは『乳と卵』であったのですけれども、今日の話題は「卵と菠薐草(ほうれんそう)」。
河野美砂子さんの歌集『無言歌』(砂子屋書房)118ページから。
詞書:ショパンはどんな声で話したのだろう
やはらかい卵とすこしの菠薐草(はうれんさう)、所望し春のその含みごゑ 河野美砂子
ショパンの声が聞こえてくるような不思議な一首で、惹かれます。
河野美砂子さんの歌集『無言歌』(砂子屋書房)118ページから。
詞書:ショパンはどんな声で話したのだろう
やはらかい卵とすこしの菠薐草(はうれんさう)、所望し春のその含みごゑ 河野美砂子
ショパンの声が聞こえてくるような不思議な一首で、惹かれます。