興味深いです。
『ハマのお台場』保存に向け調査 開港150周年控えアピールも
(2008年2月7日東京新聞記事)
幕末の横浜開港の際に幕府が、現在の横浜市神奈川区に当たる海岸部に造らせた砲台「台場」について、横浜市は遺構の保存に向けた発掘調査を実施することを決め、2008年度予算案に事業費500万円を計上した。来年の横浜開港150周年に向け「ハマのお台場」をアピールする狙いがあり、保存に取り組む市民団体も歓迎している。 (中山高志)
台場は周辺警備の拠点として一八六〇年に完成。明治時代は祝砲、礼砲を撃つ施設として使われたが、一八九九(明治三十二)年に廃止。その後は周辺の埋め立てが進み、大半が埋もれている。
現在は台場跡約二万六千平方メートルの大半をJR貨物が所有し、一部を貨物駅などに使っている。これまで多くの研究者や市民団体が保存を訴えてきたが、全面的な保存の見通しは立っていない。
当時の台場をいまに伝える遺構は、高さ約一メートルの石垣が二カ所、計約百メートルにわたり残されているのみだ。卸売市場の敷地内などにあり、一般にはあまり知られていない。地元神奈川区は来年の開港百五十周年に向け、開港にちなんだ歴史遺産である台場をより多くの人に知ってもらう方法を検討してきた。
文献によると、台場は、海側に突き出た島のような砲台(図右側)と、砲台と陸地(同左側)を結んだ二本の通路からなる。同区は通路跡のうち、市営「神奈川台場公園」に含まれる西側の通路跡の一部を発掘し、遺構が確認されれば具体的な保存、展示方法の検討に入る。
台場の保存、復元を求める「社団法人神奈川地域活性化推進協会」の野渡圭一専務理事は「開港百五十周年に向けて大変ありがたいこと。多くの人が遺構を見ることができるようにしてほしい」と話している。
「推進協会」は十六日午後一時半から、横浜市開港記念会館(同市中区)で、台場の歴史的価値について話し合う「神奈川お台場シンポジウム」を開催する。参加費は五百円。問い合わせは同協会=(電)045(662)7009=へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20080207/CK2008020702085725.html
***
木村設計事務所 まちづくりコンサルタント
http://www.k3.dion.ne.jp/~kim-arch/newpage11.html
「神奈川お台場保存開発計画」(画像は木村設計事務所による完成図)
横浜東神奈川のJR貨物駅の下に勝海舟監修のお台場が完璧な形で残っている。これを発掘し周辺整備して臨海部のリーデイングプロジェクトにしようという計画。新しい形のエコロジカル都心となる可能性を秘めている。
『ハマのお台場』保存に向け調査 開港150周年控えアピールも
(2008年2月7日東京新聞記事)
幕末の横浜開港の際に幕府が、現在の横浜市神奈川区に当たる海岸部に造らせた砲台「台場」について、横浜市は遺構の保存に向けた発掘調査を実施することを決め、2008年度予算案に事業費500万円を計上した。来年の横浜開港150周年に向け「ハマのお台場」をアピールする狙いがあり、保存に取り組む市民団体も歓迎している。 (中山高志)
台場は周辺警備の拠点として一八六〇年に完成。明治時代は祝砲、礼砲を撃つ施設として使われたが、一八九九(明治三十二)年に廃止。その後は周辺の埋め立てが進み、大半が埋もれている。
現在は台場跡約二万六千平方メートルの大半をJR貨物が所有し、一部を貨物駅などに使っている。これまで多くの研究者や市民団体が保存を訴えてきたが、全面的な保存の見通しは立っていない。
当時の台場をいまに伝える遺構は、高さ約一メートルの石垣が二カ所、計約百メートルにわたり残されているのみだ。卸売市場の敷地内などにあり、一般にはあまり知られていない。地元神奈川区は来年の開港百五十周年に向け、開港にちなんだ歴史遺産である台場をより多くの人に知ってもらう方法を検討してきた。
文献によると、台場は、海側に突き出た島のような砲台(図右側)と、砲台と陸地(同左側)を結んだ二本の通路からなる。同区は通路跡のうち、市営「神奈川台場公園」に含まれる西側の通路跡の一部を発掘し、遺構が確認されれば具体的な保存、展示方法の検討に入る。
台場の保存、復元を求める「社団法人神奈川地域活性化推進協会」の野渡圭一専務理事は「開港百五十周年に向けて大変ありがたいこと。多くの人が遺構を見ることができるようにしてほしい」と話している。
「推進協会」は十六日午後一時半から、横浜市開港記念会館(同市中区)で、台場の歴史的価値について話し合う「神奈川お台場シンポジウム」を開催する。参加費は五百円。問い合わせは同協会=(電)045(662)7009=へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20080207/CK2008020702085725.html
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木村設計事務所 まちづくりコンサルタント
http://www.k3.dion.ne.jp/~kim-arch/newpage11.html
「神奈川お台場保存開発計画」(画像は木村設計事務所による完成図)
横浜東神奈川のJR貨物駅の下に勝海舟監修のお台場が完璧な形で残っている。これを発掘し周辺整備して臨海部のリーデイングプロジェクトにしようという計画。新しい形のエコロジカル都心となる可能性を秘めている。