2024/04/03 BS TBS NEWS DIG
台湾東部沖を震源とする震度6強の地震が発生しました。震源近くでは建物が崩壊。土砂崩れも起きていて、これまでに4人が死亡し、700人以上の負傷者が出ています。
2024/04/03 BS TBS NEWS DIG
台湾東部沖を震源とする震度6強の地震が発生しました。震源近くでは建物が崩壊。土砂崩れも起きていて、これまでに4人が死亡し、700人以上の負傷者が出ています。
(2024年4月3日テレ東BIZ)
SNSで殺人事件の遺族を傷つけたなどとして訴追された岡口基一判事の弾劾裁判が開かれ、裁判官弾劾裁判所は岡口判事を罷免するとの判決を言い渡しました。岡口判事は、女子高校生が2015年に殺害された事件について「無残にも殺されてしまった17歳」などとSNSに投稿し、訴追されました。裁判では岡口判事の投稿が「裁判官としての威信を著しく失うべき非行」にあたるかが争われましたが、きょうの判決で弾劾裁判所は一部の投稿について「結果として何度も執拗に遺族を傷つけることになった」ことから、「非行」に該当するとしました。そのうえで、表現の自由として裁判官に許容される程度を逸脱し「国民の信託に背反する程度に達している」と判断し、岡口判事を罷免するとの判決を言い渡しました。
(2024年4月3日グッド!モーニング)
自民党・派閥の裏金問題を巡る関係議員の処分について、岸田文雄総理大臣は2日、詰めの協議を行いました。世耕弘成前参院幹事長(61)ら2人は「離党勧告」とすることで調整していて、これに応じない場合は最も重い「除名」処分となる可能性もあります。
■世耕氏かつて…岸田総理に“苦言”も
裏金議員の処分について、岸田総理は2日午後、麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らと相次いで会談。4日の正式決定に向けて、詰めの協議を続けました。
これまでのところ、執行部は安倍派の座長を務めた塩谷立元文部科学大臣に加え、参議院側のトップだった世耕前参院幹事長を2番目に重い「離党勧告」とする方向で調整しています。離党に応じない場合は、最も重い「除名」処分となる可能性もあります。
世耕氏といえば、国会で岸田総理に異例ともいえる苦言を呈したことで、与野党を問わず注目されたこともありました。
世耕参院幹事長(去年10月 当時)
「支持率が向上しない最大の原因は、国民が期待するリーダーとしての姿が示せていないということに尽きるのではないでしょうか。残念ながら現状において、岸田総理の決断と言葉について、いくばくかの弱さを感じざるをえません」
■世耕氏へ「離党勧告」急浮上の背景は…
安倍元総理の側近として頭角を現した世耕氏は、官房副長官や経済産業大臣を歴任。裏金事件で捜査が進むなか、去年11月下旬には、雑誌のインタビューで将来の総理就任に意欲を示していました。
もし今回、離党勧告となれば、世耕氏の順風だった経歴に痛手となるかもしれません。
自民・閣僚経験者
「世耕さんについては『この期に及んでも、自分の保身しか考えていない』と、いろんなところから話を聞く。そういう様子を見ていると、離党勧告でも致し方ないのかな」
自民・若手議員
「世耕さんの離党勧告は固いんじゃないか。他人のことはビシビシ言っても、いざ自分のこととなると、我が身がかわいいんだろう」
塩谷氏への離党勧告は当初から検討されていましたが、世耕氏はもっと軽い処分になるという見方もありました。
ここにきて、世耕氏への離党勧告が急浮上した背景の一つに…。
世耕前参院幹事長(先月14日)
「一切知りませんでした」
「誰が提案したかは記憶していません」
先月出席した政倫審で、「知らない」「記憶にない」を連発。木で鼻をくくったような答弁に、自民党内からも批判が出る事態となっていました。
■43人は「処分なし」か 裏事情とは…
世耕氏の他、西村康稔前経済産業大臣と下村博文元文部科学大臣には、3番目に重い「党員資格停止」などの方向で調整が進んでいます。
しかし、岸田総理ら執行部は当初、裏金関係議員82人全員に、何らかの処分を下すとしていたにもかかわらず、半分以上の43人は「幹事長による注意」にとどまる見込みです。
その裏事情を、ジャーナリストの後藤謙次氏に聞きました。
後藤氏
「そこに政治的な思惑がかなり潜んでいる。処分を免れた議員は、執行部の処分に感謝する。将来、自分たちの味方になってくれるかもという思惑があったと推測」
処分を免れた議員たちは、執行部に頭が上がらなくなるというのです。さらに、5年間の不記載額が500万円以上という処分の基準にも、疑問を呈します。
後藤氏
「線引きの根拠が全く明示されていない。線引きそのものに、権力闘争的な思惑が渦巻いている。理屈を言えと言われても、言えない処分。大きな火種を将来に残す」
2024.04.03 CNN.co.jp
地震により傾いた建物=3日、台湾東部花蓮
米地質調査所(USGS)によると、台湾東部の沿岸部で3日、マグニチュード(M)7.4の地震が発生した。気象庁は沖縄県地方に津波警報を発表した。
震源は台湾の東海岸にある花蓮市の南約18キロ。北部の台北市など、台湾各地で揺れを感じた。
台湾国防部(国防省)によれば、花蓮市内でビルが傾くなどの被害が報告されている。被災地に軍要員が出動し、余震が続くなかで学校や職場が閉鎖された。
ロイター通信のビデオによると、花蓮市内で複数のビルが倒壊し、住民らがアパートに閉じ込められた人々を窓から助け出そうとする姿もみられた。
CNN提携局のビデオには、道路沿いの電線や飲食店内のシャンデリアが大きく揺れ、金魚鉢から水があふれ出す場面が映っている。
台湾中央気象署は北部の沿岸部に津波警報を出し、住民に高い場所への避難を呼び掛けた。
日本の気象庁も沖縄県の宮古島・八重山地方と沖縄本島地方に対し、最大3メートルの津波が予想されるとの警報を出した。気象庁はその後、30センチの津波が観測されたと発表した。
台湾では1999年に台北の南約150キロで起きたM7.7の地震以来、最大の規模。99年の地震では2400人が死亡、1万人が負傷した。
最近では2018年に花蓮市の近くでM6.2の地震が発生し、少なくとも17人が死亡、300人が負傷した。
2024.04.03 CNN.co.jp
FBI支局に車両が突っ込んだ事件の容疑者の身元が判明した
米ジョージア州アトランタにある米連邦捜査局(FBI)の支局の門に車両が突っ込んだ事件で、当局が容疑者の身元を特定したことがわかった。
事件は1日午後に起きていた。
同州ディカーブ郡の警察の報道官によれば、逮捕されたのはアービン・ボーリング容疑者で、国有財産への干渉をめぐる容疑で起訴された。
告発状によれば、ボーリング容疑者は2日、連邦裁判所で、国有財産の破壊の容疑でも起訴された。
米連邦捜査局(FBI)の支局の門に突っ込んだ車両=米ジョージア州アトランタ
情報筋によれば、ボーリング容疑者は海軍の退役軍人でサウスカロライナ州の出身。FBIアトランタ支局に侵入を試みたとして逮捕された。
宣誓供述書によれば、ボーリング容疑者の車両が衝突したのは職員が入る門にある侵入阻止用のバリケード。このバリケードは鋼鉄製で、許可された車両が保安区域に入ると平らになり、その後、持ち上がるようになっている。
犯行の動機は不明。法執行機関の当局者はCNNの取材に対し、容疑者は拘束時、何も発言しなかったと述べた。
ボーリング容疑者はFBIの施設から、治療などのために病院へ搬送された。警察の報道官は2日午前、CNNの取材に対し、ボーリング容疑者が入院していると明らかにした。
04月03日 14時42分 大阪NHKNEWSWEB
JR大阪駅に直結する大型の複合施設、「JPタワー大阪」の建設工事が完了したのに合わせ、サウナやジムを備えたオフィスフロアが3日、報道陣に公開されました。
JR大阪駅周辺では再開発が相次いでいて、さらなる活性化につながることが期待されています。
建設工事が完了したのは、JR大阪駅の西側にあった大阪中央郵便局の跡地を含む区画に建てられる、高さおよそ188メートルの「JPタワー大阪」で、3日は、企業などが入居するオフィスフロアが報道陣に公開されました。
共用部分は、商談ができるラウンジや会議室といった施設を充実させたほか、オフィスで働く人たちが利用できるサウナやジムを備えているのが特徴だということです。
このビルの地下1階から地上6階には商業施設の「KITTE大阪」が入り、ことし7月の開業を予定しているほか、ホテルなども今後、オープンする予定です。
JR大阪駅の周辺では▼西口改札に直結する駅ビルがことし秋に開業するほか、▼駅北側の「うめきた」エリアでも、第2期の再開発として、ことし9月に公園の一部やホテルが先行開業する見込みとなっていて、来年の大阪・関西万博などを見据え、駅周辺のさらなる活性化につながることが期待されています。
このビルを手がけた企業の1つ、日本郵便の親会社、日本郵政の増田寛也 社長は「オフィスは会社に行くのが楽しいように工夫がされていて、働く人の生活そのものを豊かにするものになっている。『JPタワー大阪』と合わせ、ほかで進む大阪駅周辺の再開発とともに、この地域の魅力アップにつなげていきたい」と話していました。
04月03日 13時32分 首都圏NHKNEWSWEB
NHKの元アナウンサーで「歴史への招待」や「クイズ面白ゼミナール」など、数々の番組の司会で知られた鈴木健二さんが先月29日、老衰のため亡くなりました。
95歳でした。
鈴木健二さんは1929年、東京で生まれ、東北大学の文学部を卒業したあと、1952年にアナウンサーとしてNHKに入局しました。
数々の番組で司会を務め、「歴史への招待」では“鈴木講談”とも言われたよどみない解説が人気を集めたほか、「クイズ面白ゼミナール」では幅広い知識を生かしながら柔らかい笑顔とユーモアたっぷりの語り口で番組を進行し、国民的なアナウンサーとしてお茶の間に親しまれました。
また、年末の紅白歌合戦では白組の司会を3回務め、このうち1984年の紅白では、歌手を引退するとして大トリを務めた都はるみさんに鈴木さんが、「私に1分間時間をください」と語りかけ、アンコールを求めた場面が長く語り継がれました。
アナウンサーとしての経験を生かして細やかな心遣いの大切さを記した著作、「気くばりのすすめ」はベストセラーになったほか、NHKを退職後は、熊本県立劇場や青森県立図書館の館長も務めました。
遺族によりますと近年は、NHK時代の初任地でもある熊本市で過ごしていましたが、先月29日、福岡市の病院で老衰のため95歳で亡くなりました。
4/3(水) 京都新聞
知育ゲームのルールを説明する三宅さん(大津市三井寺町)
大津市で子どもたちに将棋を教えている三宅英治さん(69)=同市皇子が丘2丁目=が、4月1日に日本将棋連盟大津支部を発足させる。支部ごとの団体戦に参加でき、地域の仲間と継続的に将棋に取り組む場ができるようになるという。
同市長等2丁目の本要寺に支部を置き、3千円の年会費を払えば年齢を問わず誰でも会員になれる。「子どもに教える」「選手として競う」「将棋の見学」の三つの柱から自分が取り組みたい活動を自由に選んでもらう。
本要寺では月に1度、子どもと大人が混じって対局する場を設ける。小中学生は、同寺やナカマチ商店街内のカフェ「楽」など市内3会場で月数回、大人の会員から将棋を習う機会があり、非会員の子どもでも参加できる。未就学児は同じ会場で、知育ゲームを通して将棋につながる先読みを学ぶことができる。
三宅さんによると、これまで大津に支部がなかったため、子どもたちがより強くなるには近隣の草津市や京都市山科区の教室へ通うしかなかった。時間も費用もかかるため、高校や大学進学後に将棋の学びを続けることは難しかったという。
三宅さんは「まずは年代を問わず将棋を楽しみ、精神的にも成長していける場をつくりたい」と話している。
4/2(火) 京都新聞
滋賀県警草津署は2日、滋賀県栗東市の無職女性(52)が投資名目で現金計1600万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。
同署によると、女性は1月6日、交流サイト(SNS)上の投資に関する広告にアクセスし、メッセンジャーアプリの投資グループに入った。グループのマネジャーを名乗る人物から「優良株を教えます」などと持ちかけられ、2月9日までの間に7回にわたり指定口座に入金したという。
4/3(水) 7:03 現代ビジネス
国民からの圧倒的な人気
「愛子さま~!」
声のする方を向いて手を振りながらも、照れたように少しはにかむご様子が印象的だった。
3月26~27日に伊勢神宮と神武天皇陵に参拝し、大学卒業を報告された愛子さま。その道中では、国民からの人気の高さを示す場面がいくつもあった。
東海道新幹線を降りて伊勢へ向かう近鉄に乗り換える名古屋駅の時点で、すでに100人以上が出迎えた。
「駅構内には青い規制のロープが張られていて、集まった人数も警備の厳重さも天皇皇后両陛下と同じくらいでした。2015年の佳子さま、一昨年の悠仁さまの参拝では見られなかった光景です」(皇室担当記者)
明るい将来を暗示
あいにく伊勢神宮に参拝された26日は大雨。それでも現地ではお姿を一目見ようと、200人以上の人が傘を差しながら列に並んでいた。
「純白の参拝服に白いパンプスをお召しの愛子さまは、小さく会釈しながら前を通られました。ふとした瞬間の横顔が雅子さまにそっくりで、ご成長を実感しましたね」(居合わせた参拝客)
愛子さまが伊勢神宮の外宮に入られる直前、降りしきっていた雨がスッと上がり、陽の光が差し始めたという。就職という道を選ばれた愛子さまの明るい将来を暗示しているのかもしれない。
「週刊現代」2024年4月6・13日合併号より
さらに関連記事『日本赤十字社に内定のウラで…愛子さまが海外留学で「自由になれる時間」を選ばなかった「理由」』では、あえて日赤への「就職」という道を選ばれた愛子さまのご心境に深く迫る。
4/3(水) 8:57 京都新聞
京都府京丹波町質美の「みずほ人形の家みやび」で、町内外から寄贈された2千体以上が並ぶ「ふるさと人形展」が開かれている。豪華なひな飾りや勇壮な武者姿の人形、愛らしく素朴な土人形が来場者に豊かな人形文化を伝えている。
町ふるさと体験資料館運営委員会と町教育委員会が毎年開催している。何組も一体的に展示したひな人形は、官女やはやし方、牛車がずらりと並んで壮観だ。土人形は、賢い子どもの象徴として人気を集めた「饅頭喰(まんじゅうく)い」の他、子を背負う母親や七福神など多様な題材が目を引く。洋装の人形もある。
人形の表情をカメラに収めていた男性(69)=同町=は「これだけあると好みの顔が見つかる。人形に込められた思いが感じられるのもいい」と話していた。
7日まで。午前10時~午後4時。無料。
4/2(火) 19:20 両丹日日新聞
名残を惜しむ人たちで3月は大にぎわい
京都府福知山市夜久野町小倉、夜久野高原の国道9号沿いにある「ドライブインやくの」が3月31日、開店から37年の歴史に幕を下ろした。最終日は思い出に浸りながら買い物や食事を楽しむ多くの人でにぎわった。地元住民によるセレモニーもあり、これまで地域に寄り添ってきた店の最後に花を添えた。
前身の「夜久野観光センター」を引き継いだアシタ日和山(本社・兵庫県豊岡市、今津一也社長)が全面改装し1987年に開店。マイカー旅や長距離物流トラック、観光バスの休憩地として親しまれてきた。しかし、周囲の道路環境の変化や新型コロナウイルス禍の影響で経営状況が悪化。継続の道を探ったが、老朽化が進む店舗の先行きは厳しく、閉店が決まった。
当初はひっそりと終わるつもりだったが、閉店のニュースを両丹日日新聞が2月に報じてからは、平日、休日を問わず市内外から「最後にもう一度」と訪れる人が多く、来店者が2割ほど増えた。閉店1週間前の3月24日にはフードコーナーに注文の長い行列ができ、一時は自販機の取り扱いを停止するほどの繁忙ぶりとなった。
最終日も朝から多くの客が訪れ、車200台が止められる駐車場がいっぱいに。建物の写真を撮る人やレストランで食事をする人、土産を買う人ら、それぞれが思いおもいに過ごした。通勤時に必ず立ち寄っていたという運送業の藤原真一さん(53)=兵庫県朝来市=は「毎朝、ここで飲み物を飲んでから出勤するのが日課でした。閉店はとても残念です」と名残を惜しんだ。
住民たちから花束や寄せ書きが贈られた
店が協力してきた地元の祭りなどで関わりが深い夜久早百合さん(69)が「これまで頑張ってきてくれた従業員たちにお礼を伝える場を」と事前に申し入れ、最後に地元主催で催しが開かれることにもなった。
夜久さんが所属する和太鼓団体が演奏で盛り上げたあと、4時30分に店舗の明かりが落とされて営業が終了。入り口前でセレモニーが始まった。
従業員全員に花束が手渡されたほか、この日に店舗を訪れた人が思いをつづった寄せ書きが贈られ、従業員の中には涙を流す人も。店舗責任者の仲田博紀さん(64)は「開店から37年間、地域のみなさんとともに歩んでこられた店だったと思います。きょうで店は無くなりますが、頂いた言葉や思いを胸に、スタッフ一同それぞれの道を進んで参ります」と思いを述べた。
最後にその場にいた全員で「ありがとう、ドライブインやくの」と大きな声で感謝を伝え、店舗は長い歴史に終止符を打った。
4/2(火) 18:32ABCニュース
2日午後、京都府宇治市で住宅の駐車場から車が落下する事故がありました。運転していた男性が一時、ほぼ垂直に立った車に取り残されました。
2日午後3時22分ごろ、宇治市莵道(とどう)で、「約5メートルくらいの崖から、バックで車が転落している」と通行人から通報がありました。警察などによりますと、70代の男性が自宅の駐車場に車を停める際にアクセル操作を誤り、車止めを乗り越えて車がのり面に落下したとみられます。
男性は一時、転落した車に閉じ込められましたが、30分ほどで救出されたということです。男性のけがの有無はわかっていませんが、意識はあり、病院に搬送されています。
今後、車を引き上げる作業をしますが、警察によりますとのり面の下も急勾配の崖になっていて、これ以上落下しないように車を固定するため、かなり時間がかかるということです。
4/2(火) 13:51 京都新聞
白川南通で夜桜を楽しむ観光客ら。開花が遅く、ライトアップ期間を延長する(京都市東山区)
京都市東山区の祇園新橋周辺で桜並木を夜間に照らす「祇園白川宵桜ライトアップ」が行われている。桜の開花が遅れていることから、開催期間は4月7日まで1週間延長されることになった。
ライトアップは、地元の町内会や商店などでつくる実行委員会の主催で、新型コロナ禍による中断から復活して3年目となる。白川南通のソメイヨシノやシダレザクラ合わせて約40本をスポットライトで照らすほか、新橋通や縄手通にも行灯(あんどん)を設置している。
開催期間を延長するのは、白川南通のライトアップのみ。実行委の秋山敏郎世話人は「巽橋の欄干や竹垣に座る人が時折いるが、傷むのでやめてほしい。マナーを守りながら、祇園や桜の風情を楽しんでもらえれば」と呼びかけている。点灯は午後6~10時まで。
2024/04/03 読売新聞オンライン
坂本城の本丸推定地から出土した2色の屋根瓦などを紹介する「ミニ企画展」
空想上の動物「麒麟」を描いたとみられる磁器も展示されている
屋根瓦や陶器類50点
実態がよくわかっていない坂本城(大津市)の石垣が出土したことを受け、戦国ファンや地元が盛り上がっている。大津市埋蔵文化財調査センターは急きょ、これまでの調査結果を紹介するミニ企画展を開催。武将・明智光秀が琵琶湖岸に築き、およそ15年で廃城となった幻の城の姿とは――。同センターの担当者は「どんな城だったのか、思いをはせて」と、企画展への来場を呼びかけている。
坂本城は外観を伝える絵図や図面が残っていない。その解明の一端となる石垣と、外堀とみられる遺構が出土したことを市文化財保護課が今年2月に発表。注目が集まり、同センターには関東などからもファンが訪れるようになった。
これらを受け、同センターは坂本城をより深く知ってもらおうと、1979~82年度に本丸推定地で行われた発掘調査で出土した暗灰色、赤褐色の2色の屋根瓦など約50点を紹介する企画展を計画した。
赤褐色の瓦はこれまで城が燃やされた熱で暗灰色が変色したとみられていたが、同センター職員の青山均さん(67)が2022年に研究機関に成分分析を依頼。最初から赤褐色に作られた瓦もあることを突き止めた。
企画展では瓦の現物のほか、当時の調査で出土した青磁、白磁などの陶器類も並べている。
担当者は「坂本城跡発掘に関する報道を見てセンターに来たという来場者が増えており、比較的若い世代の関心も高い。企画展を通じて、坂本城を含む大津市の歴史に関心を持ってほしい」と期待している。
入場無料。5月31日まで。午前9時~午後5時、土日曜、祝日休館。問い合わせは同センター(077・527・1170)。