室谷 鉛筆デッサン
岩田です。本日は土曜クラス、今年最後の授業でした。(今年は土曜クラスのみ、クリスマスや忘年会とは無縁でした。他の曜日・クラスは全てイベントありとのこと。)
今回は土曜午後クラスの室谷さんの作品。モチーフはアルミ制のエスプレッソポットや紙風船、質感の違いをテーマとし構成しました。
室谷さんじっくりと時間をかけて完成までに至るタイプでこちらのデッサンも夏辺りから始め12月に完成しました!
今までに紙で作られたシワのあるモチーフを描いたことが無いとのことでしたがしっかり最後まで描き切りましたね。
紙風船は少し透けているような薄い紙で作られているのでシワも繊細、更に赤や黄や緑の色を白黒に変換するとどの位の明度になるかということも実に難しいところです。
しかも球体として描かなければならずどこから手を付けて良いのか・・・といった感じのモチーフですがこれが描ければ相当力が付きますよ。ほんとに。
室谷さんはどちらかというとデッサンにおいて、コントラストの幅が狭いほうですがこの紙風船は微妙な色の違いまで良く表現されています。
シワの追い方も実に丁寧。球体としても自然に見えます。そしてレンガの上のポットは紙風船とは対極にあるような質感のモチーフですがアルミの鈍い反射、硬質感も良く描かきました。
年末までに完成しましたね!