左上から 白仁田 / 秦野 右下から 殿山 / 大西
今日も元気です。岩田です!
今回はデッサン特集です。4人の方々のデッサンを並べました。皆気合い入っていますよ。
左上はランチャというイタリアの車をモチーフにした白仁田さんの作品。こちらは砂埃をどうやって鉛筆で表現しようかということでお選びになった写真を模写しました。
根っからの車好きとうことで車体のロゴまでびっちり丁寧に再現しましたが何といってもこの砂埃。PC上の画像で客観的に見ると更に凄い。リアルだなー!地面も自然な空間が出ていてとても良いですね。
その右、アトリエにあるバリ島?の彫刻。描いた方は秦野さんです。秦野さんの透明水彩、とても微妙なトーンでいつ見ても美しいですがデッサンもやはり水彩同様、ハーフトーンの中の色数が豊富でとても美しい。
このモチーフ、木の模様が結構目立って描きづらかったと思うのですがしっかり立体として表現されています。台に置かれた感じもとても自然であります。
下段左は殿山さん。どんなモチーフに対しても妥協せず、しっかり描き切る方ですが今回の牛骨もやはりデッサン力を感じさせてくれます。
全体的に白色に近いモチーフ故、描いているとどんどん黒くなってモチーフの色味をキープするのが難しいのですが最終的に出来上がった作品はモチーフの色をちゃんと感じさせてくれますね。又、何とも言えぬ骨の硬質感も見事に表現されているのです。
右手は大西さんのデッサン。今回は特に質感の違いをテーマにモチーフを構成しましたが手前に置かれた手のモデルは質感もさることながら、可動部分まで良く観察されています。特に立てかけてある羽根ぼうきは描く上で、ほぼ白に近い色の中で微妙なトーンを作っていかなければいけないモチーフですがその柔らかさまでも見事に表現されています。
羽ぼうきから後ろに置かれた金属のモチーフまで、台上の空間も綺麗ですね。
次回作も期待します!