外はもう木枯らしが吹き始め、夜は急に冬らしくなってきましたね。
こちらは学生クラスの木版リトグラフ作品とその授業の様子です。まだ下書き段階の写真ですが、そんな外の寒さとは対照的に作品には熱が込められきて完成までとても楽しみにしています!
小学生クラスでも続々とリトグラフが完成していますが、今回の技法はマーカーで陰影を出して版を刷れる特殊なやり方なので、悪戦苦闘しながらも大胆に明暗をつくることにも挑戦ができています。
学生クラスではデッサンや油絵などの基礎の経験を積んでいる生徒さんも多いため、このような応用編の作品にその成果が活かされてきていると感じます。
ある作家の言葉で、「同じ風景を見ていても、その人その人で目に映るものは違う。それはみなひとりひとり大切にするものが違うから、自然と目に映るものが異なるのではないか。」 というのがあります。
自分自身が大切に思うことや、気持ちが動く出来事などに出会った時というのは、ぜひ「これぞ!」と思って留めておいてほしいです。いつのまにか自分のアンテナにかかるものは、自然と「自分にしかできないこと」として結びついていきます。
と、実は私が一番自分に言い聞かせていることだったりするので・・・
学生クラスのみんなの声を聞くと、まだまだ未知の伸びしろを備えているので、その少しプラスαの部分を意識的に持つことで、より絵の内容が変わってくるのではないかなと感じています!
さとう