左 梅 / 右 優心 共に高2・色画用紙に色鉛筆
昨日ひとつ歳をとりました、ナツメです。本日は木曜学生クラスより2人の作品をご紹介します!今回は動物をモチーフに、色鉛筆を用い描きました。早速見ていきましょう!
梅
鋭い目つきの猫を描きました。顔や脚は短く、体を覆う他の毛は長くといったように場所によって短い毛と長い毛を描き分けているため、どんな感触なのかが一目で分かります。また、その中でも顔周りのコントラストを強くしているためニヤリと笑う表情のインパクトが強くなっています。
優心
優心が描いたのはアオサギ。獲物を狙っているのか、低い姿勢で歩いている様子には思わず息を潜めてしまうような緊張感が漂います。「溜め」の動きに合わせて上を空けて全体的に下に寄せた構図の妙も効いていますね。水平ではなく少し傾くように描かれた足場とサギの描き込みの対比や、目と嘴に限定した有彩色の使い所など画面構成が非常に良く考えられています。
どちらの作品も元の画用紙の色をベースに使う色の計画を立てており、しっかりと描きつつも地との親和性がありますね。ここまで描ける2人なので次はもう少し陰影を足してほしいと欲が出てしまいますが、観察する力や画材に適応する力は素晴らしい!ぜひ自由で柔軟な今の時期だからこそ、いろんなモチーフ、いろんな画材で様々な絵に挑戦して欲しいです。