モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

受験が近づき

2018-12-15 23:11:56 | 学生

まあや 中3 鉛筆デッサン(制作時間ーモチーフを構成し構図を考える時間を含め90分)

岩田です。今年もあっという間でした。本日で土曜日の授業はおしまいです。
今週は、親子・幼児・小学生・学生クラスと、130人のクリスマスパーティーを開催した1週間でしたが、受験生はそんなことも関係なく、黙々と試験の為のデッサンを修行しておりました。

今回は、中学3年生、まあやのデッサンを3枚並べました。彼女が受験する美術高校の試験は、幾つかのモチーフを台上で構成し、それをデッサンするというものです。
与えられる時間は1時間30分、こうした短い時間の中で、モノを画面の中でいかにバランス良く構成するかという力、モノを観察し、それを画用紙の中に高い完成度で描きとる力が求められるのですから、中学生にとっては、かなりシビアな試験であると言えます。
普段から限られた時間をどのように使い、ペース配分していくのか、どういう進め方をすれば無駄なく効率的な仕事が可能になるのかといった訓練をしていくのですね。
大学受験は、合格しなければ浪人という選択肢も場合によってありますが、高校受験は、浪人という選択肢がありません。それだけに与えられたチャンスを確実にものにして欲しいのです。

今回のまあや、3点どの作品も、前述した試験で問われる力が画面の中に十分見て取れます。
描くことが好きで、幼少から自ら手を動かし様々な表現をしてきたという行為の積み重ねにより、鉛筆が体の一部となって自身の意思をちゃんと反映することが出来ていますね。
試験まで、あと1~2か月です。このペースを保って更に向上していって欲しいです。
そして何より大切なのは、本番で力を十二分に発揮してもうことですね。

この時期になると試験が近づき、受験生たちの気持ちも緊張感に包まれ、いつもより引き締まった顔つきになるものです。そうしたたくましい子供たちの表情を見るのが好きです。

コメント
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