モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

空間のチカラ

2010-10-17 00:41:00 | アート・文化
K774377384_3はやしです。
初めて参加した展覧会が終わり、あっという間だったな…と振り返る今日この頃です。幼児から大人クラスまで、多くの生徒さんとそのご家族の方あわせて一体どのくらいの方と話したでしょうか。作品・制作に賭ける皆さんの気持ちや、生徒さんを見守り励まし時にはダメ出しをするご家族の気持ちに触れ、覚悟持たねばと改めて感じさせられました。ミオスと講師陣に向けて頂いたお言葉を大事に、今後もせっせと精進したいと思います!ありがとうございました!!


さて、先日行った美術館のお話をしたいと思います。
目黒にある東京都庭園美術館に行ってきました。昨年小学生の遠足で行っているので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここは日本庭園・西洋庭園・芝生庭園・美術館が揃った見所の多い素敵な美術館です!
美術館は皇族の邸宅をそのまま美術館として開館したもので、展示形態も独特です。広間、図書室、執務室などにドーンと展示ケースが置かれて作品が展示されているのです。展覧会の種類によっては浴室に大きな写真のパネルが吊られていたりと、空間も含めた展示が行われています。ミュシャで有名な、様々な曲線と植物をモチーフにした『アール・ヌーヴォー』をもっとデザイン・工業化した『アール・デコ』の装飾様式を取り入れつつ、日本的要素を加えて造られたこの邸宅。随所の細かい装飾があり、廊下を歩いていても天井のランプを見たり、階段の手すりを見たりつい足を止めてしまいます。室内を漂う高貴な気配の所為か、絨毯の敷かれた階段を登っていると、お嬢様(奥様?)になったような気分が味わえますよ。(笑) 展示によって使われている部屋が違うので、常に全ての部屋が見れるわけではありません。ですが次回の展覧会は建物の全体公開なのでもしかしたら見られるかも?ぜひお暇のある方は行って見て下さい!おすすめです。
今回のミオスの展覧会では生徒さんの作品の額が様々で、しかも「この絵にはこれしかない!」というものが沢山ありました。私は彫刻科出身なので『場所が額』という意識があります。なので、「もしこの美術館に展示することになったら、この場所に負けない作品を作るのは大変だな~」と来るたびに思います(つくってみたい気持ちは大いにありますが!) 作品と場所で、お互いに高めあうような展示を心がけていきたいですね。

皆さんの創られた作品は、ご家庭でどんな場所を飾られるんでしょうか。その家の一等良い場所や目立つ場所でなくても、作者やご家族にとって、一番輝く場所にぜひ据えてみてください!!

コメント
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