モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

なんというみずみずしさ!

2010-10-16 02:51:00 | スタッフ講師
St330321真惟子 小6「ビンとフルーツとカップ」 ポスターカラー

チノです。展覧会後最初の土曜クラスでした。展覧会の作品に刺激され、基礎に戻りデッサンを始められる方や、再び日本画に挑戦される方、そして展覧会の思い出を語り合ったり・・・。普段の授業の姿に戻りながらも、やはりそこかしこに展覧会で得た興奮が潜んでいたように思います!
今日ご紹介する絵の作者、真惟子ちゃんも初の展覧会参加で刺激を受け、今日から透明水彩での風景画の制作を始めました。惹かれる作品があって、自分も同じ画材で挑戦してみる。たとえ作者と言葉を交わしていなくとも、こうして作品を通して「繋がり」が生まれ、自分の世界が広がっていくのは素敵なことですね。

まずは本人のコメントから 
「ビンの面によって濃さを変えるのが大変だったです むらさき色のぶどうが気に入ってます。」

この作品では「ポスターカラー」という不透明絵具を使っているのですが、ビンや、背景などの部分は水でたっぷりと溶き、みずみずしい感じに仕上がっています。これでもかと言わんばかりのフルーツがリズミカルに配置され、楽しい雰囲気が伝わってくるようですね!本人のコメントにあるように、ビンの濃さは何度も色を重ねて表現し、ラベルも角度によって濃さを変え、円柱の形を表現しています。全体がパステル調の優しい色合いですが、ラベルの黒がちょこっと入ることで全体が引き締まって見えます。このラベル、細かな文字は油性ペンで描いたのですが、程よく力が抜けて良い感じで描かれているのです!拡大写真がないので伝わりにくいですが!

食卓の壁に飾りたくなるような作品です♪

コメント
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