モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

作品よりも人間!?

2010-10-09 06:56:00 | アート・文化
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どうも幸介です。今日はあいにくの雨にもかかわらず、沢山の方に来場いただきました。3連休の初日ということもあってか、ご家族連れ立っていらっしゃる方が多かったですね。今年は作品展数も多く、小学生の展示も立体作品やアーチなどバリエーションに富んでいて、大人クラスの作品も額にまでこだわった作品や金箔画などなど、なかなか見応えのある展示になっているんではないでしょうか。生徒さんではない一般の来場者の方々も「絵画教室ってこんなに色々なことができるの!?」と作品に見入ってる姿が印象的でした。

普段僕は小学生クラスをメインで担当しています。しかし授業では生徒と接するだけで、親御様とお話しする機会はほとんどありません。展覧会では会場で生徒達の親御様とゆっくりお話する事ができ、こういう機会は貴重だなぁと嬉しく思いました。そして、お話していて何よりひしひしと感じたのが「親の愛」!!!素直だったり頑固だったり優等生だったり、子供達にも色んな性格と生き方があります。ですが、どんな子でも「子を育てる」ということは一筋縄でいくはずもなく、お母さんやお父さん(時にはおばあちゃん)が日々どんなに皆のために悩んで尽して、費やしてきたのかを肌で感じさせられました。子を持たない僕には想像もつかない苦労ですが、親御様方とお話しして少しだけ自分の親にも心から「ご苦労様でした」と言えるような気がしました。まだ恥ずかしくて言えないけど。

そして大人クラスの生徒の方々も、それぞれに紆余曲折した人生があります。年上であればあるほどお話を聞くのが面白く、各々描いた風景についての愛着や何らかの思い入れ、完成した作品に「たいして自慢出来る絵でもないわよ」と謙遜する姿が、今の僕には到底真似出来ないなぁと感じました。これこそ大人の余裕ですね。余裕の無い僕は「どうだ俺様の絵は上手いだろう。ガハハハハ!!!」と言ってしまいそうです。

実は今回の展覧会で初めて丸一日会場に常駐したんですが、普段お会いする機会の無い大人クラスの方々や、生徒達の親御様に会うことが出来て本当に良かったと思います。いつもは講師として皆様の作品を見ていますが、展覧会では作品よりもご本人やご家族の魅力を感じることができました。そして小学生クラスは、数ある絵画教室の中でもミオスを選んでいただき、さらにはこんな赤髪モヒカンのふざけた人間に預けてくださったからには、たとえ週に数時間でも絶対に嘘はつかずに、生徒の数だけ受け止め方を模索して行かねば!!と、改めて感じました。

展覧会は日曜・月曜とまだ若干の期間が残っていますので、まだ来場されてない方は是非ともご家族やご友人連れ立っていらしてください!!

田中幸介

今日のオマケ↓
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コメント
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