晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

3月21日18時24分 北東の空を通過するISS

2010年03月21日 | ISS(国際宇宙ステーション)
3月19日とほぼ同じ条件でISSが通過します。

しか~し、今日はものすごい黄砂!しかも強烈な強風!!さらに
午後になると鉛色の空から雪がチラホラ…、撮影は無理でしょう。

と思いきや、太陽が沈む頃から空が急速に晴れ上がり、
17時40分現在、なんと雲量が0~1、ほぼ快晴です。

野口宇宙飛行士のツィッターには
「おはようござます。いまから1じかん20分後に東北地方を通ります。
夕方だから見えやすいかも。今日は日曜なので休み。日本は三連休中日ですね。」
とありました。

さっそく撮影準備です。
現在、晴れていますが相変わらずものすごい強風が吹き荒れています。
風速は推定…12~13m、ドブソニアン望遠鏡は支えてないと倒れそうに
なるほどです。こんな強風の中での撮影は初めてです。

果たして撮影できるのでしょうか?とりあえず月でピントを
合わせて通過を待ちます。(簡易ピントゲージ18.84mm)

来ました。高度10度付近で発見です。おっと、風で鏡筒が
振られます。何とか撮れましたがこの風ではボケボケでしょう。

確認するとやはり強風でボケボケでした。今日は比較的長い時間
撮影できたので観測記録として1枚の画像にまとめてみました。


ISSの見かけ上の大きさを月クレーターと比較してみました。


直距離が385kmではティオフィルス・クレーターとほぼ同じのようです。

さて、4月になるとISSは夜明け前の通過となります。
しかも、条件良く通過する回数はかなり少ないようです。

4月5日には山崎宇宙飛行士がリフトオフしますので何とか
撮影したいものですね。チャンスを待ちましょう。