駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

少子化対策の効果は

2020年03月12日 | 世の中

             

 

 今朝は程よい気温で春らしい落ち着いた朝だ。せめて天気だけはこんな日が続いてほしい。

 

 問題があっても言葉で取り繕うばかりで、対策は大した実効がないまま、半年も過ぎれば国民も忘れやすく、次の問題に話題を逸らしてしまう。こうした政治手法に慣らされてしまったが、重大な結果を招くので慣れたでは済まない問題もある。

 医師会雑誌を読んでいたら日本では16人に1人が体外受精で生まれている、しかも年々この比率は増加しているとあり、それほどまでとは知らず驚いてしまった。

 少子高齢化と言われて久しい。安倍首相も重大な課題と認識されていたはずだ。高齢化の方は十分に生きて、出来るだけ迷惑を掛けずに消える覚悟は出来ているだろうから一番の問題ではない。一番の問題は少子化で、このままでは日本が崩壊し消滅してしまう。

 一体何をしていたんだと問い詰めたくなる。えーそれはですね、内閣に於いて、つまり内閣府でですね。きめ細かく切れ目ない政策をですね、推進しているところであります。そのお答えは何度もお聞きしました。では何が出来、どれほどの効果がありましたか?。我々は問題が起きた後、いつも巧みな言い回しにまやかされて、きちんとその後の経過を観察してこなかった

 新型コロナ対策、景気落ち込みで、それどころではないと言われるだろうが、これは中断できない根幹の問題でやがて消えゆく高齢者としては看過できません。言葉だけで実効のない政策は絵に描いた餅、監督が投手交代を告げる自機を失しては負けてしまう。後からしまった、一気挽回と力めば三振する。

 今しかない

コメント
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