駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

軍のパレード付き、冗談もほどほどに

2015年09月05日 | 町医者診言

              

 日差しに暑さは残るが朝夕の涼しさは揺るぎなく今年の秋は、きっぱりとやってきたようだ。耐えがたい残暑はなさそうで有り難いと思いながら出勤してきた。

 抗日戦争勝利70周年記念パーティが物々しく行われた。気は確かかねと言いたくなる。気のせいか、ご本人も内心おかしいなあと思いながら演説原稿を読み上げて居たようにも見える。儂の辞書には自省はないプー氏、どちらの男も好みでないが家庭の事情で出席のクネ女史、異床異夢の三人揃い踏み。

 幾ら費用が掛かったのか知らないが、どうして政治家というのはこうした茶番劇をやるのだろう。茶番劇なのに権力を持たない人間を脅す効果は十分あるので、泣く子を黙らせようという狙いなのだろうか。しばしば見たくもない芝居を見せられた民は血を流してきた。勿論、尾を振ったり熱狂する向きも多い。

 日本の降伏は間違いないので荒唐無稽に成る程と錯覚しかねないが、詰まるところ作り話なのだ。話に花を咲かせるだけならまだしも、軍事パレード付きというから、マジかねと言いたくなる。

 おどおどした小さい嘘は咎められ許されないのに、堂々として大きな嘘は見逃され罷り通ることがある。そこが政治家の腕の見せ所らしい。多少スケールは劣るようだが日本にもコルサコフが居るようだ。

 別にどんな大嘘をつこうが開き直ろうが、別世界のことなら気にも留めないが、政治は庶民の生活に影を落としてくるから厄介だ。やはり、いい加減にしてくれと言いたくなる。

 

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