駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

シルバーウイーク終わる

2015年09月24日 | 身辺記

  

 秋晴れだったシルバー連休だったが、今日は台風の影響か曇り空だ。又忙しい日常が始まる。今、ブログを書いている医院には舌圧子の交換や手洗いの消毒液を作る朝の音が響いている。

 Mさんは何か思い残すことがあったのか小一日戻って来られた。お別れが済んだのか昨日旅立たれた。医療関係者でない家族の言葉だから本当の下顎呼吸だったかは不明だが、下顎呼吸から、喩え一日でも持ち直した患者さんを初めて経験した。七十代はちょっと早いが家族に見守られ自宅で静かに終わられる人はそう多くはない。泣きはらした赤い目でも、苦しみませんでしたからという奥様の言葉には出来るだけのことはしたという気持ちが込められており、休日一部返上の主治医も同じ気持ちになれた。申し上げることは何もない。

 帰宅後、竜星戦準決勝小林覚九段と結城聡九段戦を見たのだが、途中で寝てしまい、目が覚めたら結城九段が勝っていた。どちらも好きな棋士なのだが、治勲さんとは結城九段の方が面白い戦いになりそうなので、覚ファンには申し訳ないが楽しみな結果となった。決勝戦は寝ないで見たい。

コメント
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