駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

がっかりさせられた人、見直した人

2015年09月01日 | 人物、男

  

 何という天気だろうか。多少涼しいのは有り難いのだが、もう十日も晴天がなく、梅雨のような降ったり曇ったりが続いている。もう雨は結構と言いたくなる。

 私は何万人もの患者さんを診てきた。果たしてそれで人を見る眼が出来たかどうかは定かではないが、経験と知識はあると思う。

 政治家を見極めるのは中々難しいが、一般人とそれ程違うわけではない。唯、身近に居ないので直接の情報がなく時間が掛かることが多い。そして相手や状況を見て変化演技する人が多いので、第一印象が外れることも多い。

 自民党幹事長の谷垣さんにはがっかりした。もっと紳士だと思っていたのだが、この頃は何が悪いモードで脳味噌の針が振り切れてしまっているように見える。優秀有能な議員の集団であるはずの自民党が痺れてしまっている。忠誠度で測定されるようになった集団は間違いを起こす。そうした睨みを利かす人ではないと思っていたのだが、権力は人を狂わせるのだろうか、恐ろしい。

 見直したのは民主党の枝野幹事長だ。冷淡で滋味乏しい人の印象だったが、沈着で論理的に物事考えることの出来る人だ。その場しのぎの言い逃れや、まやかしの言葉を見破ってしまう。権力にひるまず、論戦では引けを取らない。民主主義の筋金が通っていて信頼できる気がする。残念ながら見た目では引けを取ってしまう。私はそんなことを全く気にしないのだが、政治家も芸能人のように見た目に囚われて評価する人が多いのは誠に遺憾だ。

コメント (1)
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