安倍首相は声は明瞭なのだが滑舌はもう一つで、発音には不明瞭なところがある。発音はともかく、本心の右傾化路線の鎧を言葉で覆い柔らかく見せ、関門を通ろうとする姿勢に多くの国民は気付いていると思う。
本心は出さずにとにかく外堀を埋めてしまおうと維新も巻き込む気配が濃厚だ。何度も書いてきたが言葉で当座をまやかすのを認めない見破る力が必要と思う。
例えば、福島原発放射能汚染に全く収束の気配はなく、福島原発周辺は死の街なのは変りはない。死の町という表現は現実を正確に表現している。これを負のイメージの部分だけを取り上げ非難するような柔い精神では、長い危機は乗り越えられない。除染という言葉も紛らわしく移染が正確な内容の表現で、瓦礫は全国に分散させず、世代を超えて住むことができない福島原発周辺に集積するのが科学的な方法のはずだ。被災地の痛みを分かつためという分散は情緒的過ぎると思う。
知り合いの防水専門家が放射能汚染水を洩れないと称する現在のプール法の言葉によるまやかしを明瞭に指摘している。以下に許可を得て引用しておく。真実を事実を直視しないで、危機は乗り越えてゆけない。以下引用
さて、東京電力福島第1原発の地下貯水槽から、放射性物質を含む
汚染水が漏れた問題でマスコミは騒いでいますが・・・
あの、貯水槽を防水する防水工事は当社の専門であり、プロの目から
みた漏水事故を書いてみます。
今回問題になった貯水槽の床、壁面は加硫ブチルゴムというゴムシート
の3重貼り施工になっています。
この防水工事の難しいところは、シートとシートの重ね合わせ部分の
施工精度です。
シートの大きさは通常は巾1.2mで長さ15~20mのもので、これを
重ね代100mm、その部分に加硫ゴムの接着補助材を挟んで施工
します。(場所が大きな場合は最初から10m幅などもメーカー特注で
できます)
いずれにしても、現場で重ね合わせ、接着剤で接合(これを何千回も
繰り返して貯水槽の床と壁を3重にしてあるわけです。
もちろん、施工完了時には水張り試験もして引渡しとなりますが・・
放射能汚染水を入れても良い?なんて精度ではありません。
必ずといってよいほど漏ります!
(いまや、各自治体にある産業廃棄物(コバルトや有機溶剤)の危ない
ものを埋め立てている場所の下にもこの手のシート防水がしてあります。
※いつかは、漏水し地下水汚染するのは間違いありません。