将棋名人戦、羽生三冠が二連敗した。ヘボが見ても(勿論解説を聞いての上)、なんだか羽生らしい切れ味が感じられない試合だった。花粉症で春が苦手なのだろうか?。3月NHK杯で渡辺竜王に負けた辺りから、ありえないことのようだが羽生三冠に迷いが出てきていると糸脈は診ている。
以前にも指摘したが、羽生三冠は鈍重の棋士がやや苦手の感じがある。渡辺竜王や森内名人が鈍重だと!、とお叱りを受けそうだが鈍重というのは比重と言うか質量が大きいという意味で、ここぞという戦いでは以外に大切な資質と歴史は教えている。鈍重なため羽生マジックが掛かりにくいのだ。
ヘボのたわごとを言えば、羽生渡辺森内を始めとして、どうも強い棋士には受けよりも攻めの志向性があるように思う。森内名人は鉄板の受けと言われるけれども実は秘かに攻めへの配慮がされている。つまり先手後手で微妙な戦略の違いはあっても、将棋はひょっとして守りよりも攻めが勝機に繋がりやすいゲームなのかもしれないと思ったりする。
大山先生や米長さんが存命中に並プロがこんな事を云えば、何をアホなことをと扇子で叩かれるかもしれないが、まあ珍説披露が大目に見てもらえるのがアマチュアファンの特権かもしれない。