風疹が流行と大々的に報道された途端に風疹ワクチンが売り切れて?しまった。急に無くなるのも奇妙だが、末端の当院にはワクチンのワの字もなく、薬卸の販売員の申し訳ありませんの最敬礼だけが配達された。卸としては下手にどこかの医院に売って何であそこばかりと怒られるのを見越して一時販売を止めているのかもしれない。
とはいっても実は数週間前に予約しておかれた患者さんの分は三人分確保され冷蔵庫に入っていた。その患者さんにはこれは貴重な黄金ワクチンですよと打ってあげたことだ。
本当なら妊婦の周辺や、妊娠の可能性が高い新婚夫婦を優先すれば、そこそこ賄える数があるはずなのだが、隣家にカラーテレビなら我が家もというお国柄だから、我も我もとどうにも止まらないのだ。
隣のおばさんが頭のMRIを撮ったから、私も撮ってもらったですって?。あんた自転車で走り回ってるじゃない。それなら五千円の保険診療でなく、五万円の脳ドックにして下さい。「ちふれ」じゃなくて、資生堂やカネボウお使いでしょ。と内心思うこともある。