駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

暖かい夜の街には大勢の若者がたむろしていた

2016年05月22日 | 世の中

  

 昨夜、カードゲームの帰り、久し振りに夜の盛り場を通り過ぎた。土曜日の夜九時半、暖かくなってきたせいか,若者が大勢通りにたむろしていた。ミニを通り越したスカートの若い女性が何人もふらついているのも見かけた。酒気帯びのおじさんも混じっていたが、さすがに同年配は居ないようだった。
 朧気な記憶を辿れば、半世紀前、確かに私も意味もなく?盛り場をほっつき歩いた記憶がある。若さというか,リビドーのなせる業だったのだろうか、若い女性に声を掛ける勇気も才能もなく、飲み屋に入るような金もなく、ただ歩いていたような記憶がある。

 しかし、昨夜は彼等を見て一体何をしているんだろうという気がしてしまった。そういう年頃なのだろうとしか言いようがないかも知れない。生物というか動物としての若者には夕闇に群れ、だべり動き回る時期があるようだ。仲間と触れあい、連れあいを捜す意味もあるのだろう。

 今週はサミットがあり夏には参院選(同日選挙?)が控えている。熊本の地震は収束せず沖縄では又事件が起きた。どうもその割には報道は警戒態勢や選挙戦略の話題が多く、中身の議論が盛り上がらない感じがしている。宵闇にたむろする若者達の頭の片隅に、そうした状況もいくらかは認識されているだろうか。地方都市の夜の街には、あてどない平和が満ちていた。

コメント
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