駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

大阪の街で教育公演を聞く

2016年05月30日 | 

           

 内科学会生涯教育講演会を聞きに大阪へ行ってきた。毎年あるのだが、日程が数年前から二月の終わりから五月の終わりに変わった。十年できれば二十年と同じ時期に開催して欲しい。私を含めてほとんどの会員に年間スケジュールがあると思うからだ。

 今回は日本医師会のかかりつけ医研修が突然割り込み、Aセッションと重なったせいか、大阪のBセッションへの参加者が異例に多く、超満員だった。中に入れず外で聞いておられた会員も少なからず居た。

 いつも最後の講義の途中で早めに席を立つ医師が多く、みっともないと感じるのだが、今回は司会者が時間が過ぎておりますので手短にと言っているのに長々と答えにくい難問を質問する人が居て、これにはしびれが切れた。私が古い人間なのだろうか、会員にはそれなりの服装をして来ていただきたいし、会議のマナーは守ってほしいと思ったことだ。

 いつも思うのだが大阪はビルの街で緑が少ない。時間がなくいつも梅田から中之島周辺しか見ることができない。もう十回以上来ているので、直に別の大阪らしさも味わってみたいと思う。ホテルの感じは東京に似てきているようだが、リーガロイヤルホテルのコーヒーの高いのには驚いた。今はどこも千円を超すのだろうか。幸い帰りののタクシーの運転手さんは感じの良い人でありがたかった。吉村昭さんも書いておられるが、タクシーはその土地の第一印象になることが多い。そしてしめくくりの印象にもなる。

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