駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

Eyes of King & Queen

2016年05月14日 | 世界

               

 本物の王女かどうかを敷き布団の下に豆一つを置いて気付くかどうかで試す話がある。まあ実際にそれ程極上の寝具で育てられるものかどうかは知らないが、別世界極上の環境におられるのだろうと想像する。

 しかるにエリザベス女王も天皇陛下も、驚くべき広い視野と常識をお持ちのようにお見受けする。今回のエリザベス女王の中国要人に対する発言、運悪く漏れてしまったようだが、宜なるものと平民の私は感じる。はしなくも品性は現れる。物議を醸すことはないだろう。物議を醸す人はその程度の人と相手にしないことだ。

 宮殿や皇居にお住まいになり、庶民と接する機会はないはずなのに、どうやって広い視野と常識を育まれているのであろうか、不思議な気がする。エリザベス女王はそれこそ世界中の要人とお会いになる機会があり、実際に太平洋の島国までお出かけになった経験をお持ちだ。陛下も数多くの国を訪れになり、全国津々浦々まで行幸をされている。そうした折節に、濁りのない目で人民や物事の有り様を見ておられるせいであろうか。

 誤魔化しや醜い争いが横行し、不安定な平成時代ではあるが、クイーンや陛下を戴く民は幸運なのかも知れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする