第二セットのタイブレークを3-6から跳ね返す驚異の粘りに、ひょっとしたらと思いながら眠りについたのだが、やはり最強マシーンのジョコビッチに敗れていた。しかし、ウインブルドンの観客と同じようにフェデラーのファンなのに変わりはない。
梅雨が明けたのだろうか。朝から蒸し暑い。気象庁は曖昧で他人ごとのように表現するようになったのではっきりしないが未だ開けてはいないようだ。子供の頃を思い出させてくれる強い日差しと青空の入道雲は大好きなのだが、九月に入ってからの残暑だけは勘弁して欲しい。
日本医師会での講習は非常に為になった。内科学会とは別種の新知見を多く得た。現場を知る人間の言葉には重みがある。共感しながら学べるから身に付いた気がする。特に糖尿病と認知症では、いくつかの勘違いというか理解の浅いところに気付かされた。昼飯を未だ食べていないと言い出す認知症の人に「さっき食べたでしょ、冷や麦と卵焼き」と教え諭し、しまいには𠮟り付けるのは逆効果らしい。𠮟り付けるのは良くないとは知っていたが正しい対応を教えて貰い、成る程と思った。
六十五才で前期高齢者七十五才で後期高齢者と定めたのには、便宜的なお役所の発想も絡んでいたようだが、瓢箪から駒で六十五才と七十五才は二つの関所になっているのが明らかになってきた。勿論、例外はあるのだが高齢者は大きく六十五才で下り坂が始まる人達と七十五才で下り坂が始まる人達との二群に分けられるようだ。下り坂の勾配は色々だし八十才八十五才まで落ちない人も少数居られるようだが、多くの高齢者には六十五才あるいは七十五才が分水嶺のようだ。実感に沿う指摘であった。自分は幸い七十五才組に入りそうだ?。