駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

カーブに手こずる

2013年10月22日 | 映画

                 

 クリントイーストウッドの最新作?、「人生の特等席(Trouble with the Curve)」を観た。偶然見始め最後まで見てしまった。老いぼれて目が霞んできたが鑑識耳は確かな頑固一徹の野球スカウトと一人娘の話しだ。

 本当に年を取り、縮んでしまったイーストウッドが味のある演技をしていた。あまり自然なので、かなり地の部分もあるのではと思った。娘役のエイミーアダムスも好演している。他の脇役もこういう奴居るよなあと上手い。

 正にアメリカ映画で作ったような話の展開なのだが、自然に見ることができ、そうでなくちゃあという結末に違和感は残らない。アメリカ好みの生き方の一つを壺を抑えて表現している。こうした感覚がボールゲームに残っているせいだろうか。MLBはテレビ中継を見ても楽しく面白い。

 こういう偏屈頑固爺さんがイーストウッドの新境地になりそうだが、もう新しい出演はあっても一つ二つだろう。大好きという俳優ではないが、ジョンウエイン、バートランカスター、チャールトンヘストン・・につらなる米国の名優だと思う。本人や評論家には異論があるかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする