駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ジャネット・イエレンに注目

2013年10月11日 | 人物、女

                      

 ジャネットといえばリーかリンで年代が知れるのだが、今回これにイエレンが加わることになった。

 バーナンキFRB議長の後任にジャネット・イエレン氏が指名された。存じ上げなかった人物だが、この世界経済混迷の時期に重責を担うことになった女性ということで興味を持った。

 私が知っているFRB議長はボルカー、グリーンスパン、バーナンキのたかだか三名で、しかもその仕事内容をきちんと理解しているわけではない。何だか米国経済ひいては世界経済に影響を与えるアメリカの金融政策を決定する重要人物、程度の認識だ。

 グリーンスパンは魔術師のように米国経済を上手に操ったようだが長くやり過ぎ、後半には失策もあったようだ。バーナンキは難しい時期(リーマンショック)に概ねよくやったという評価のようだが、果たして、イエレン女史はどこまでやれるだろうか。FRBでの仕事が長く、有能で人望があり、穏やかな語り口だが説得力があるそうだ。雇用に配慮した経済運営をすると目されている。妥当な人事との報道が多い。夫はノーベル経済学賞受賞者のジョージアカロフで、息子さんも優秀な経済学者とのこと。日本にはあまりいない本当に優秀有能な女性のようだ。これからイエレンの名とイエレンの言葉を耳にすることが増える。

 縁もゆかりもない(FRB議長はユダヤ系が多く、彼女もユダヤ系)が、同い年でブラウン大学卒の才媛ということでなんとなく応援したくなる。

 写真はwikipediaから拝借

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